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◆精度向上 3200キロ飛ぶ 4月発射の北ミサイル 防衛省分析



 (産経 2009/5/16)


 防衛省は15日、北朝鮮が4月5日に発射した長距離弾道ミサイルの分析結果を公表した。発射は「テポドン2号」か、その改良型で、飛距離は3150~3200キロだったと推定。1段目と2段目以降はいずれも北朝鮮が設定した危険区域内に落下しており、命中精度の高さが判明した。

 テポドン2号は約6000キロの最大射程で撃った場合、高度は約1000キロに達する。今回はミサイルの高度が最高高度に近い日本通過時点で370~400キロにとどまっており、「あえて最大射程で撃たず命中精度を試した」(防衛省幹部)との指摘も出ている。

 ミサイルは4月5日午前11時半、1段目に液体燃料を使用して北朝鮮東北部の咸境北道舞水端里(ムスダンリ)から発射された。1段目は同37分ごろ、秋田県西約320キロの日本海に落下。2段目以降は東北上空を通過し、同46分ごろに発射基地から3150~3200キロ離れた太平洋上に落下した。

 1段目と2段目以降の落下地点は、いずれも北朝鮮が事前に設定した2つの危険区域内だった。

 防衛省が当初2段目の落下予測として発表した日本の東約1270キロの太平洋上への落下物は確認できなかった。

 ミサイルは外見などから新型ブースターを1段目、中距離弾道ミサイル「ノドン」を2段目に使ったテポドン2号か、その改良型と分析。外見上3段式にみえる3段目に推進装置が付いていたかは断定を避けた。ミサイルの速度が人工衛星を地球の周回軌道に投入するのに必要とされる秒速7・9キロに達していないことなどから、人工衛星の打ち上げに成功したとする北朝鮮の主張は否定した。

 防衛省は「他国からの技術の流入や輸出先での試験」によって北朝鮮がミサイル性能を向上させたと総括。日本を射程に収めるノドンなど他の弾道ミサイルの能力向上や、ミサイルと関連技術の他国への拡散に強い懸念を示した。

         ◇

 ■発射誤情報は「人的なミス」

 防衛省は15日、北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射前日に起きた誤情報問題の報告書をまとめた。原因は「情報伝達の手順を怠ったことによるヒューマンエラー」と結論づけ、発射を探知する米軍衛星による早期警戒情報(早警情報)の確認徹底などの再発防止策を盛り込んだ。ただ、迅速に発射情報を国民に伝えようとすれば、今後も誤情報が流れる可能性は排除できず、政府は国民に理解を求める必要もありそうだ。

 誤情報問題は4月4日に起きた。航空自衛隊の地上レーダー「FPS-5」が日本海上で何らかの航跡を探知し、その情報を伝える過程で隊員が早警情報も入っていると言い間違えた。防衛省地下にある中央指揮所でも早警情報の有無をモニター画面で確認せず、誤った発射情報が首相官邸や国民に伝達された。

 報告書は誤情報の主たる原因として、指揮所で複数の幹部による早警情報の確認を怠ったと明記。当初の原因分析では、FPS-5の「誤探知」や隊員の言い間違いに焦点があてられがちだったが、軌道修正した形だ。

 そもそもFPS-5は探知距離が長く、衛星の航跡なども捕捉する。探知した時点では航跡がミサイルのものか判別できず、別のレーダー情報や早警情報との照合が不可欠で、「誤探知という表現自体がなじまない」(防衛省幹部)とされてきた。

 再発防止策では、(1)指揮所などでの早警情報の確認(2)指揮所と官邸間の確認(3)言い間違いや勘違いが生じない言葉の使用-の徹底などを挙げた。だが、4月5日に発射された北朝鮮のミサイルはわずか7分で日本上空に到達した。「情報伝達の鉄則は『巧遅(こうち)は拙速に如(し)かず』であり、速さが優先される」(自衛隊幹部)のも事実だ。

 迅速さと正確さを両立するのは難しい課題で、「誤情報で取り越し苦労で終わるより、正確さを期すあまり情報提供が遅れ、避難できない方がリスクが大きいことを国民に丁寧に説明すべきだ」(同)との指摘も多い。
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by sakura4987 | 2009-05-19 11:18

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