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◆【緯度経度】ワシントン・古森義久 「媚中派」主張の虚構打破

産経2/18

 日中関係のいまの摩擦や米国の態度について、中国側の文句だけを
もっぱら尊重する朝日新聞のような日本側の媚(び)中・親中派の主
張は次のようになる。

 「日中関係は小泉純一郎首相が靖国神社を参拝するために悪化して
いる。だから参拝をやめると言明すれば、日中関係は改善される。米
国でもブッシュ政権の内外で靖国や歴史認識での日本側の態度への批
判が広まってきた」

 ところがワシントンでこのほど開かれた日中関係に関する討論会で
は、中国、日本、米国の三国代表いずれもがそんな構図を完全に否定
するような言明をしたのだった。媚中派の主張の虚構はわかっていた
とはいえ、各国の当事者たちからそれを改めて打破する議論を直接に
聞くのは新鮮な体験だった。

 ワシントンの大手シンクタンクの「AEI」が二月十三日に開催し
た「中日関係の将来」と題するセミナーだった。

 まず中国政府系機関の中国現代国際関係研究院日本研究所長、楊伯
江氏がいまの日中関係の緊迫の原因は靖国ではなく、両国間の「戦略
的な衝突」だと述べるのである。

 「私は小泉首相の靖国参拝に反対ではあるが、日中関係全体では靖
国にはあまり重要性を感じておらず、歴史問題にもそれほど関心は覚
えない。靖国は日中両国の対決の反映あるいは象徴なのだ。両国間の
緊迫はあくまで戦略的な衝突という深い背景からみなければならない。
中国のGDP(国内総生産)の拡大が明示する日中間のパワーのバラ
ンスのシフトも緊迫の原因だ。米国の対日政策も同様に原因だろう」

 楊氏はさらに日本が世界第二の経済パワーを政治化しようとしてい
ることや、中国の台頭が明治時代以来、日本にとって初めて優位に立
たれる形で進んできたことも、最近の日中関係悪化の要因だと付け加
えた。

 ブッシュ政権一期目の国防総省と国務省の両方で中国担当の次官補
代理を務めたランディー・シュライバー氏も、中国の台頭、日本の
「普通の国」としての復活、日米同盟の強化、中国軍の増強と近代化
などを日中摩擦の原因としてあげた。

 「表面的には靖国のような歴史にからむ課題が中国と日本とを離反
させているようにみえるかもしれないが、実際には単なる神社への参
拝をめぐる紛争ではなく、両国の政策の差が大きな要因なのだ。経済
力、軍事力、外交面での影響力のいずれをみても、中国と日本とはほ
ぼ同等の水準にあり、ほぼ同等の場合は二国間関係は安定しない。い
まの対立は過去ではなく将来の情勢をめぐってなのだ」

 日本外務省の国際報道官、千葉明氏はチャイナスクールとしての体
験や背景をもとに、そもそもいま日中関係が悪化しているとする前提
自体を否定した。

 「日中関係全体が拡大している。日本の対中投資や対中貿易が急成
長して、相互補完の構図を成してきた。人間の交流は毎年増えて、年
間四百万人、姉妹都市の数は三百十三を突破した」

 そのうえで千葉氏は小泉首相の対中謝罪や防衛費の額の抑制をあげ
て、中国側の「首相の靖国参拝は日本の軍国主義の復活の兆し」など
という主張の空疎さを強調した。さらにはA級戦犯合祀(ごうし)が
明白となったあとの大平正芳首相の繰り返しの靖国参拝と中国側の沈
黙をも指摘して、中国側のいまの主張の矛盾を突くのだった。

 米国がどう対応すべきかとなると、シュライバー氏の見解はもっと
鮮烈だった。

 「日中関係の悪化は米国にとっても好ましい事態ではないが、米国
の対応は日中両国に対して同等ではない。米国にとって日本は民主主
義の共通の価値観と友好とを保つ条約上での同盟国であり、戦略的パ
ートナーであるのに対し、中国はそうではないからだ」

 シュライバー氏はさらに、米国は靖国を含む日中間の歴史問題には
介入を避けるべきだと強調し、もし介入するならば、東シナ海での日
中両国の軍事衝突を防ぐというような範疇(はんちゅう)にとどまる
べきだ、と説くのだった。

 日本擁護のこうした見解をさらに補強するかのように司会役のダン
・ブルーメンソール前国防総省中国部長が楊氏らに問いかけた。

 「ブッシュ政権の最新の対中政策をまとめたロバート・ゼーリック
国務副長官は、中国の歴史博物館の展示の偏向を引用して『中国側も
自国の歴史をきちんと認識していない』と述べたが、日本を一方的に
非難できないのではないか」

 こうした関係者たちの現実の発言は冒頭で紹介した日本の媚中派の
「情勢報告」とはあまりに異なるのである。
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by sakura4987 | 2006-02-27 09:28

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