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◆歴史教科書採択問題-総括と展望

(民団新聞) 2005-09-14

http://www.mindan.org/shinbun/news_view.php?page=80&category=2&newsid=5516

~略~

◆地域とパイプ太く…民団の共生理念 前面に

4年後の採択への取り組み

 --「つくる会」は2日の記者会見で事実上の敗北宣言をした。だが、
その席で三度挑戦することも明らかにした。

他社教科書の記述も注視◆

 C 扶桑社版をほぼ完封できたと言っても、喜んではいられない。前回
よりは伸びがあったのは事実だし、「つくる会」は、自分たちの教科書の
登場によって、「他社の歴史教科書が改善された」と強調している。

 他社の教科書も侵略や加害の記述を後退させ、記述をあいまいにさせて
いる。採択制度から現場教員を排除して、教委が採択するようになったか
らだ。子どもと教師の立場に立った採択制度への転換が必要になる。

 B 「日本の良識の勝利」とは言っても、実際は紙一重の差だったので
はないか。扶桑社はいわば新規参入であり、彼らにとっては既存教科書会
社の営業努力に加え、長年の付き合いという壁もあった。それと、各教委
に事なかれ主義がなかったとは言えない。

 民団は今後のためにも各地教委の審議実態を調査しておくべきだ。「つ
くる会」は突然変異で生まれたものでなく、時代の申し子の面があること
も忘れてはならない。

 A そうだ。アジア侵略の合理化は一時的なものではない。常に自治体
との交渉窓口を確保しておく必要がある。同じ地域に暮らす住民として、
在日が何を考え、何を求めているか、ちゃんと相手側に知らせなくてはだ
めだ。在日の顔や運動がない地域では、「つくる会」の横行を許すことに
つながりかねない。

 C マンツーマンでお互い顔の見える関係にしないといけない。個人レ
ベルでは行政の実務者とは対応できても、首長とはなかなか会えない。い
つでも長に会えるくらいの関係、太いパイプをつくっていくことが4年後
の担保になる。民団の役割はますます大きくなってくる。

 A 80年代の外国人登録法の闘い以降、自治体は在日を地域住民として
認知した。民団も地域の在日を代表する顔になった。これからも民団の運
動の基本である地方参政権や外国人教育の指針制定などの要望を訴え続け
ることが大事だ。

 B 別な問題もある。歴史歪曲の「民営化」が始まっているからだ。政
界が右傾化しているだけでなく、書店に行けば「つくる会」の関連本が平
積みにされ、売れているという状況がある。

 韓日友好を壊そうとしているのが「つくる会」だ。彼らにとって韓日の
市民レベルの交流が一番ネックになっている。民団はこれからも韓日の架
け橋という立場から、市民レベルで信頼関係をつくる基本運動をねばり強
く進めなくてならない。

世情をにらみ、引き締めて◆

 A 今年が在日100年、解放60年、韓日国交正常化40年という節目であっ
たこと、加えて韓流が定着しているという客観状況もこちらに味方した。
韓国と交流関係にある自治体や学校では、「つくる会」の教科書を採択す
ることでこれまでの関係をご破算にするのは得策ではないと判断したとこ
ろもあった。

 4年後の09年は、特に客観状況がいいという保証はないのだから、今か
ら気を引き締めてとりかからないといけない。

 --教科書問題とその問題のありかを、同胞社会全体に熟知させ、一丸
となって歴史歪曲の策動を封じたことは、民団の存在感を大いに高めるこ
とになったと思う。

 「韓日友情年」は終わっても、民団が主体的に「韓日未来月間」を設け
て、両国の将来を担う青少年の交流の場を設けるという構想もある。日常
的に運動を続けること、やはり「継続は力なり」ということだ。
by sakura4987 | 2006-03-05 11:16

毎日の様々なニュースの中から「これは!」というものを保存していきます。


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