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◆小学生の校内暴力増加

★★世界日報より★★


―枚方市立桜丘中学 長谷川潤教諭に聞く

「児童権利」推進地で顕著

教師と子供の位置関係が逆転

 文部科学省が先月発表した調査によれば、昨年度の公立小学校の校
内暴力の発生数が前年度を約18%上回って千八百九十件となり、過
去最悪になった。特に、教師への暴力が三割も増加しているという点
が看過できない。問題の背景と対応策について、長年、生徒指導を担
当し、『学校の常識』の著者でもある大阪府枚方市立桜丘中学教諭の
長谷川潤氏に聞いた。

 この調査は、文科省がすべての公立小中高校を対象に、各教育委員
会を通じて実施しているものであり、発表では、全国二万三千百六十
校ある小学校で校内暴力が起きたのは六百六十五校で、千八百九十件
発生したという。全国の小学校の約3%ということだが、こんなこと
はない。私が勤務する中学校は三つの小学校から生徒が来ているが、
三校いずれでも対教師暴力事件が起きている。

 田舎の児童数の少ない小学校を除いて都市部の小学校ではほぼ10
0%、校内暴力事件が起きていると考えて間違いない。ただ、学校が
教育委員会に報告を上げていないだけであり、実数はこの数字の数百
倍あるのではないか。

 一昔前は、校内暴力といえば、中学、高校が多かったわけだが、少
年法改正の効果もあり、中高は落ち着きつつあるかにみえる。その一
方で、これまで暴力行為が比較的少なかった小学校で暴力事件が増え
ている原因はひとえに、「児童の権利に関する条約」が影響している
と言わざるを得ない。

 この条約で、子供の権利を尊重するあまり、教師は自縄自縛になっ
ている。教師は、子供に叩(たた)かれることはあっても、叩いては
ならないというのが権利条約の解釈だ。子供の人権は守られねばなら
ないが、教師の人権はそれほど重視されていない。

 いま一つは、教師の性別と年齢が関係してくる。小学校の中には、
九割が女性というところもある。また八、九割の教師が五十歳以上と
いう学校もある。問題児童が狙うのは、弱い相手だ。女性は弱い。高
齢者は弱い。学校では五十歳を超えれば高齢者だ。その弱いところが
ターゲットにされる。逆に五十歳を超えた女性教師からすれば、相手
は孫のような存在。孫のような児童に少々、暴力を振るわれても…と
なっているようにもみえる。

 子供は美しい善意の心と、醜い悪意の心の両方を持っている存在だ
が、その悪意を放置しておくと、とことん凶暴になってしまい、「い
じめ」に走ってしまう。対教師暴力とは、弱い教師への一種の「いじ
め」だ。

 しかも、教師が教師としての権威を否定している。

 児童も教師も同じ人間であるとか、同じ目線でとか、対等だという
気持ちで子供に接すると、子供はそれを察知する。私などは、子供よ
り「上」という意識で行動するので、生徒は丁寧語を使い接するが、
多くの教師はそのような行動をしない。また、反撃すれば「体罰」と
なるとなれば、殴られっ放しになってしまう。

 さらに、子供の側は、テレビ・ゲームなどで生活時間が狂い、ファ
ストフードなどで食生活が狂い、躾(しつけ)をきちんとできない親
も増えれば、欠損家庭も増えている。さらにリズムに乗って動き続け
るテレビの児童番組の影響で、今の子供は落ち着きがない。小学校で
児童が暴れている背景には、このような事情がある。


■教師の権威回復が急務  親は子供の生活環境を正せ

 児童数の多い東京で数値が少なく、神奈川、埼玉、大阪などで暴力
件数が突出しているのは、先程指摘したように、「人権重視」地域が
原因だ。

 神奈川県では、公務員採用の際、日本の国籍を有する者、という国
籍条項を消しているし、川崎市は反日の過激派が強い地域でもある。

 また部落解放同盟が強い大阪では同和教育研究会が、人権教育研究
会と名称を変えて、「人権」を武器に、自らの要求実現を求めている。
沖縄は、反基地闘争の名の下に、「人権」を訴えてきた県だ。人権を
叫ぶところが、子供を放置していると言える。人権派などが強い市で
は、組合教師出身の教育長がいて、学校は必然的に荒れてしまう。

 子供の権利を重視するあまり、「お子供様」のおっしゃることは何
でも、尊重しないといけないという発想になっており、教師と児童の
上下関係がまるで逆になっている。だから、中学でも生意気な生徒は
弱い教師に向かって「おまえ、誰にモノ言ってるんじゃ!」と怒鳴っ
ている始末だ。この言葉はかつて教師が生徒に向かって言ったものだ
ったのに。

 権威が全く喪失してしまい、子供の方が教師よりも上になってしま
っているのだ。

 秩序の回復は、まず教師の権威の回復が要と言える。権威が回復し
ていれば、どんな小さな女性の教師で高齢者であろうと、子供は従う
ものだ。そのためには、教師がまず、子供より上に立つべきであり、
大人が子供より上に位置するということを自覚し、それを子供にもよ
く伝えないといけない。

 「君も僕も同じ人間で、対等だ」などと言っていてはいけない。生
徒は教師の言うことを聞くんだ、と明言しないと。教師とは、生徒に
言うことを聞かせる職業だ、と自覚すべきだ。まさに、教師はプロな
のだから。

 だから、人権が学校をつぶしている。戦前、教師は聖職であり、学
校は聖地だった。地域社会は学校を中心に一つのコミュニティーをつ
くり、子供を育(はぐく)もうと学校をバックアップしていた。親は
子供に「先生の言うことを聞きなさい」と言っていた。

 親は、子供の生活環境を整えてあげ、教師は自らの権威を回復させ
ることだ。(談)
by sakura4987 | 2006-03-15 04:26

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