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◆学校ごとの学力公表 兵庫・尼崎市教委

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 【行政】 (毎日新聞)
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 兵庫県の尼崎市教委は市立のすべての小学5年、中学1、3年生を対象に
した学力・生活実態調査の結果を発表した。昨年度に続いて2回目だが、学
習の定着度を客観的に把握するためとして、学校ごとの結果を初めて明らか
にした。

 市教委は「学校の順位付けが目的ではない」と強調しながらも、問題点が
見つかった学校には、教員をサポートする指導補助員を増やすなど、重点的
な施策を取る方針も合わせて示した。

 今年5月、東京都内の業者を通じて、国語、社会、数学・算数、理科、英
語(中3のみ)で行った。対象は、▽小5約3900人▽中1約3300人
▽中3約3000人。

 多くの教科で得点率は昨年度より向上したものの、すべての教科で全国平
均を下回った。小5と中1の国語はほぼ全国レベルだった一方、小5と中3
の社会と理科、中3の英語が特に低かった。生活実態調査では、家庭学習を
「ほとんどしない」が、学年が進むにつれて増加し、中3では4人に1人に
当てはまった。

 市教委は、調査を基に冊子「各学校の概況」(A4判、66ページ)を作
成。学校ごとに各教科の学力調査結果や「学校が好き」「授業が分かる」な
どの数値がグラフ化され、44小学校、20中学について、全国や市平均と
の比較が分かる。冊子は各校に配布し、希望があれば市教委で閲覧もできる
という。

 徳田耕造学校教育課長は「当該学年の限られた教科の結果で、学校全体の
学力を示すものではない。学校ごとのデータの公表には内部でも多くの議論
があったが、何が問題か客観的に調べることから始めた。問題のある学校に
は研究費などを重点的に配分したい」と話した。
by sakura4987 | 2006-03-18 11:59

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by sakura4987