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◆中国、海洋汚染深刻 赤潮5年で453回 汚水たれ流し8割

「産経」06/02/03

 【北京=福島香織】黄海や東シナ海に流れ込む中国の排水の
84%が基準値を超える汚染水であることが、二〇〇五年中国
海洋環境質量公報で明らかにされた。赤潮発生数もこの五年で
四百五十三回に達し、汚染による「有害赤潮」の発生は昨年三
十八回に及んでいる。二日の国営新華社通信は中国海湾の「生
態系健康状態」について、「悪化がさらに激化」と警告してい
る。

 公報によれば昨年、海に流れ込む排水総量は約三百十七億ト
ンで、これに含まれる汚染物質は千四百六十三万トンにのぼっ
た。主な汚染物質はリン、窒素などの栄養塩、糞便性大腸菌群
、石油類、重金属、ヒ素などだ。汚染海域は十三万九千平方キ
ロにのぼり、〇四年の十六万九千平方キロより若干減少したも
のの、国家海洋局は「好転したとはいえない」との見方を示し
た。

 さらに赤潮の発生も深刻化。同局はここ数年来、「赤潮発生
ピーク時期」に入ったとの認識を示している。〇一年から〇五
年にかけて渤海、東シナ海、黄海、南シナ海では赤潮が計四百
五十三回発生、累計面積は九万三千二百六十平方キロにのぼっ
た。昨年は八十二回(二万七千七十平方キロ)で、発生回数は
前年の九十六回(二万六千六百三十平方キロ)より減ったもの
の、有毒藻類による「有毒赤潮」は三十八回(一万四千九百三
十平方キロ)と発生率は前年の倍に達し、直接的経済損失は六
千九百万元(約十億円)にのぼった。ちなみに中国近海の赤潮
発生は一九九〇年代の十年間で計二百回あまりだった。

 海洋汚染により、湾や河口の生態系破壊も進んでおり、十八
の観測地点のうち、遼寧省錦州湾、長江河口、黄河河口、山東
省莱州湾、杭州湾、珠江河口の六カ所の生態系が短期内に回復
不能という「不健康」レベルにまで破壊されている。

 中国の海洋汚染は近隣国にも及ぶことが懸念され、日本近海
で問題になっているエチゼンクラゲの大量発生とも関連性が指
摘されている。魚介類の汚染を通じた人の健康への影響も心配
されており、昨年中ごろから中国科学院海洋研究所の魚類専門
家が中国紙上で「近海魚は毎日食べてはいけない」と警告する
など、切実な問題としてクローズアップされている。
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by sakura4987 | 2006-03-21 12:13

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