★★★ 日本再生ネットワーク 厳選ニュース ★★★

sakura4987.exblog.jp
ブログトップ

◆富士山 世界遺産「落選」

 【読者から】富士山が二年前に世界遺産の候補に選ばれなかったのは環境問題があったということを知りました。具体的にはどんな理由から選ばれなかったのでしょうか。環境汚染を改善するために、地元などではボランティア活動が行われているそうですが、どんな活動をしているのか教えてください。
 =川崎市麻生区 中学生 小野久美子さん(14)

                  ◇

 ■ごみの不法投棄が原因 清掃活動で再び申請へ

 日本のシンボル、富士山が世界遺産の国内候補地に選ばれなかった最大の理由は、ご指摘のように、富士山の環境悪化が深刻なためです。世界遺産には「自然」「文化」とこの両方を合わせた「複合」の三ジャンルがあるのですが、山梨、静岡県などはこのうち「世界自然遺産」の国内候補地にしようと考えていたのです。両県は平成六年と十五年、国内候補地の選考に名乗りを上げました。

 ところが、青木ケ原樹海など富士山麓(さんろく)では、ごみの不法投棄が後を絶ちません。山小屋の屎尿(しによう)垂れ流しも問題視されました。

 候補地を選考した学識経験者による国の検討会は当時、「ごみ、屎尿などの管理体制が確立されていない」と指摘し、富士山は世界自然遺産に値する環境の状況ではないと言い切りました。

 環境を守るための法律の規制など、行政の努力がまだ足りないという評価でした。このほか、麓(ふもと)には別荘地やゴルフ場の開発など、人による自然破壊が進んでいる、という指摘もあり、結局、富士山は候補地に選ばれませんでした。

 その後、富士山の環境を取り戻そうという動きが始まりました。かつて山小屋から垂れ流される屎尿やトイレットペーパーは、「白い川」と揶揄(やゆ)されました。しかし、分別処理や屎尿を乾燥処理する環境配慮型トイレ(エコトイレ)を設ける山小屋が急速に増え、静岡県側は今年度、山梨県側は来年度までに、山小屋のすべてのトイレが環境配慮型に切り替わる見通しです。

 ごみ問題の対策も活発化しています。山梨県では昨年五月、民間企業や民間非営利団体(NPO)、関係市町村などでネットワークをつくり、不法投棄を発見した場合、行政に連絡するほか、啓発活動にも取り組んでいます。

 「富士山ボランティアセンター」によると、十六年四月から十二月までに、山麓で八十トン、五合目以上の登山道で三トンものごみを回収したといいます。

 アルピニストの野口健さんも「日本を代表する富士山がごみだらけなのは恥ずかしい」というのが持論。山梨県の富士河口湖町に拠点を構え、一般の人たちに参加を呼びかけながら清掃活動を積極的に展開しています。

 静岡県側でも、環境保護団体などが「富士山みがきあげ作戦」と銘打って、富士山や山麓でごみ不法投棄を調査し、どうすれば防止できるか知恵を絞り、提案活動を行っています。

 最近では、三月に中曽根康弘元首相らが発起人となり、「富士山を世界遺産にする国民会議」も発足しました。しかし、世界に誇れる富士山とその自然環境を守るには、何よりも国民一人ひとりの心がけが求められています。(甲府支局 岡田浩明)
[PR]
by sakura4987 | 2006-03-21 12:29

毎日の様々なニュースの中から「これは!」というものを保存していきます。


by sakura4987