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◆【主張】「式」とは 型に則することが大切だ

 卒業式、入社式、そして入学式と、この時期は「式」のシーズンである。東京都教育委員会は都立学校の卒業式に際し「国旗は舞台の壇上正面に掲げる。教職員は指定された席で起立し、国歌を斉唱する」などの通達に違反した教職員五十二人を懲戒処分にした。これに対し、「処分までして強制するのは行き過ぎだ」という声がある。

 東京都以外の府県では、生徒側が企画・管理した卒業式もあったことを挙げ、通達や通知に縛られることなく、式を生徒本位にやらせたいという考え方である。

 世の慣習にとらわれず、生徒の自主性を尊重し、その自由な創意工夫を称揚することは、一見民主的で好ましいことのように映るかもしれない。しかし、自治体主催の成人式にして無秩序に荒れた例を思い起こそう。自主性は一つの大事な要素ではあるが、人生の成長途上にある者にとって、とくに入学式のような場合にはそれがすべてに優先するわけではない。

 そこで、「式」という漢字のなりたちを手がかりに、それが持つ意味を考えてみたい。

 「式」は「弋」と「工」からできている。「石井式漢字教育」で著名な石井勲博士によると、「弋」とは「土地の境界線をはっきりさせるためにたてた“木の枝”の象形」であり、「工」は「長さの単位を表わした指事字」で「定規の象形字」ともみられるという。「式」は工作するときの目印という意味から、手本、ひな型の意に語義を広げたわけだ。

 入学式や卒業式に限らず、結婚式でも葬式でもおよそ「式」という名を持つ言葉は一定の形式、型に従って行うというのが社会の常識である。式の持つ型は、先人の社会儀礼が時を経ておのずから結実した知恵の表れなのだ。型にのっとるがゆえに厳粛さが保てるし、通過儀礼としてのけじめを生徒が心に刻印できるのである。

 入学式は、「式」を通じて世間(社会)に入学という節目を認知してもらう儀礼である以上、世間というものの持つ「手本、ひな型」という意識を無視した式であっていいわけがない。

 厳かに国旗を掲揚し、国歌を斉唱する、当たり前のことが当たり前に執り行われる入学式であってほしい。
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by sakura4987 | 2006-03-21 12:37

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