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◆あたかも「台湾次期総統」のような扱いを受ける馬英九(国民党主席)

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 (06・3・26)


 訪米先の各地で「中華民国は主権独立国家だ」と講演し現状維持を強調


 馬英九「中国国民党」主席(兼台北市長)は訪米先で大もて。連日、ハードスケジュールをこなしている。

 馬は各地で米国の政財界の要人と意見交換や講演をこなしているが、中台両岸関係の「現状維持」を主張して、米国の思惑に露骨に添う姿勢を堅持させつつ、信頼獲得をはかろうと躍起である。

 3月19日には民主党の牙城、ボストンに飛んで、名門ハーバード大学で講演した。

 会場には謝長挺・前台湾首相(民進党元主席)が前席に陣取り、馬英九に対して批判的質問を展開する場面もあった(『自由時報』、3月23日付け)。

 馬英九は、「国際法に照らしても台湾は国の名称を変更する必要がなく、陳水篇総統の統一綱領廃棄は間違った政策だ。すでに台湾は1912年以来、『中華民国』として主権独立国家である」。

 また「経済とくに両岸関係は通商を重んじ、台湾の国際機関への参加を推進し、共同市場を構築し、文化と教育交流を高めるべきである」と続けた。

 これらは”馬五原則”なるもので「(1)『一つの中国』の大枠に関する1992年の中台合意を確認。(2)中台間での「平和協定」締結。(3)中台の共通市場。(4)国際社会への台湾の関与。(5)中台の文教交流」などの内容として発表された。

 ボストンではミント・ロムニー(マサチュウセッツ州知事)、ミカエル・カプノ(連邦下院議員)、トーマス・メニノ(ボストン市長)らとも会見した。

 22日にはワシントンに入り、共和党系の有力シンクタンク「アメリカン・エンタープライズ研究所」(AEI)と「ヘリテージ財団」が共催した昼飯会で簡単なスピーチ、この席にはバーバラ・シュレージなど有名人も駆けつけた。

 このほかCSIS、ブルッキングス研究所でも講演の予定という(チャイナポスト、3月24日付け)。

 さらに『ワシントン・ポスト』や”ボイス・オブ・アメリカ”(VOA)などとのインタビューをこなし、ほかに華字紙との共同会見も日程に入っている。


▲親中派のゼーリック国務副長官と三時間の密談を展開
 
 とくにワシントンで馬英九は対台湾窓口である米国在台協会と意見交換したほかに、ゼーリック国務副長官と三時間にわたって秘密会談を展開した。

 このゼーリックとの会談には台湾側からステファン・チェン(前駐米台湾協会代表=事実上の大使)、蘇起(元大陸問題委員会主任=閣僚級)が陪席し、米国側もクルストファー・ヒル国務次官補(アジア担当)、ジャック・クローチ(大統領安全保障担当副補佐官)が同席。ただし台湾政府を代表する現職の駐米代表は同席しなかった。馬はあくまでも「民間人」としての訪米だからである。

 他方、北京は馬の訪米に批判的な声明をだしていない。

 胡錦濤国家主席の訪米は四月中旬だが、中国側が強く希望してきた「国賓待遇」とはせず米国側は国賓より一段低い、「公式訪問」扱いにすると発表している。

 4月20日に予定されている米中首脳会談はホワイトハウス南庭で歓迎式典。また夫人同伴でブッシュ大統領夫妻主催の「昼食会」に出席して「ブレアハウス」(迎賓館)に宿泊する。

 昨年も北京は「国賓待遇」を要求して米国側から蹴られた。表向きはハリケーン被害のため、とされた。

 今回も晩餐会のない、賓客というだけの扱いには米国の中国を同盟国扱いしない態度が浮き上がっている。
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by sakura4987 | 2006-03-26 10:18

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