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◆暴走する危険はらんだ「人権」の概念

2005.03.12
◆人権擁護法案 国会提出当面見送り 

自民、党内合意得られず  平成17年3月12日(土)産経新聞

 自民党は十一日の役員連絡会で、今国会への再提出を予定している人権擁護法案について、党内合意が得られていないとして、国会提出を当面見送ることで一致した。与謝野馨政調会長は「疑念が払拭(ふっしょく)するまで法案は提出させない」と明言。武部勤幹事長も「その方針で取り組んでほしい」と応じた。

 これに関連、久間章生総務会長も「議論を深める必要がある。簡単に出せるのかという思いもあるので、もう少し見守りたい」と指摘。党三役が慎重姿勢を示した。

 この日の役員連絡会では、古屋圭司党改革実行本部長代理が「同法案は人権侵害の定義があいまいで恣意(しい)的に運用される余地が大きい」と批判。新設の人権委員会が令状なしで捜索・押収できることや、民間委嘱の人権擁護委員の選考があいまいで、国籍条項もないなどの問題点を挙げた。

 安倍晋三幹事長代理らも同調。安倍氏は自身がNHK番組に政治圧力をかけたと報じられた問題を引き合いに「『公平公正に』といっただけで人権侵害といわれ、ファクスなどで激しい嫌がらせを受けた。この法案が成立すると一体どうなるのか」と述べた。

 民主党などが削除を求めるメディア規制条項は、佐田玄一郎筆頭副幹事長が「ペンの暴力から国民を守る法律が必要だ」と必要性を訴えたものの、古屋氏は「メディア規制は『枝』にすぎない。法案の問題は『幹』にある」と条項修正だけで了承できる問題ではないと強調した。

 南野知恵子法相は「理解を得られるように作業を続ける」と語った。

◆暴走する危険はらんだ「人権」の概念

許されない擁護法案の曖昧な定義  埼玉大学教授 長谷川三千子  平成17年3月12日(土)産経新聞

 《高まる国民生活の直接規制》

 「人権」は暴走する--こんな風に言ふと、憲法にうたはれた至上の価値に対して何を言ひ出すのか、と眉をひそめる人も多いことであらう。しかし本当に、「人権」は暴走するのである。それが、憲法のなかで一般的かつ間接的に「尊重」されてゐる間はまだよい。しかし、いま国会に提出されようとしてゐる「人権擁護法」のやうに、それが直接かつ積極的に国民生活を規制するものとして持ち出されると、その暴走の危険は一気に高まるのである。

 すでによく知られてゐるとほり、「人権」は西洋近代の発明品である。それまでは、どんな時代のどんな文化においても、「権利」の主張には必ず根拠が必要であつた。あらかじめ契約を結んでおいて、自分はこれこれの仕事をしたからこれこれの取り分がある、と主張するのが「権利」であつた。

 あるいは「マグナ・カルタ」のやうに古来の慣習を根拠として権利が主張されることもあり、キリスト教に基く「自然法」のやうに、神の掟を忠実に守ることと神の与へた権利を有することとが表裏一体となつてゐる場合もある。いづれにせよ、ただ各人が何かを欲すればそれが「権利」と認められる、などといふことはあり得なかつたのである。

 《手綱かけるのが国家の責務》

 それを覆したのが17世紀のトマス・ホッブズである。彼はその著書『リヴァイアサン』のなかで人間の「自然権」なるものをかう定義してゐる--「各人が、彼自身の自然すなはち自らの生命を維持するために、彼自身の欲するままに自らの力を用ゐる自由」。言ひかへれば、自分が生き延びるためにそれが必要だと思つたら他人を殺してもよい、といふのがこの新発明の概念なのである。

 しかし、当然のことながら、もし本当に各人がこの権利を行使しあつたとしたら、とんでもないことになる。ホッブズ自身、「この自然権が存続するかぎり」人間たちは「各人の各人に対する戦争状態」にあり、「人間の生活は、孤独で、貧しく、険悪で残忍でしかも短い」と述べてゐる。つまり、人間が人間らしい社会生活を営んでゆくには、各人が、まさにかうした野放図な自然権主張を止めて、国家主権に自らの「生命、自由、幸福の追及」の権利をゆだねることが不可欠である--これが、「人権」概念の発明者ホッブズの結論なのである。

 近代の「人権」を発明したホッブズは、誰よりもよくその危険を見抜いてゐた。それは各人の意志と欲望以外の根拠を持たないから、本質的に暴走の危険性をひめてをり、それに手綱をかけて本来の人間の幸福実現へと向かはせるのが国家の責務だ、と彼は洞察してゐたのである。

 《恣意的な申し立ての怖さ》

 その危険性の認識をぼやかしてしまつたのが、ホッブズより半世紀のちのロックである。彼はこの「自然権(ユス・ナチユラーレ)」をもう一度キリスト教的な法思想と結びつけて、いはゆる「天賦人権説」を主張する。しかも、彼はそこで人権を神によつて与へられた有難い権利としながらも、そこに当然ともなふべき神への義務の方はあつさりと無視してしまふ。そのため、この「ロック版」人権概念は、一方では各人の意志と欲望をそのままに認めながら、そのことの持つ危険性は一切考へない、といふものになつたのである。

 実は、アメリカ独立宣言やフランスの人権宣言に採用されたのは、この「ロック版」人権思想である。そしてまた、それが世界中に広まり、日本国憲法にも採用されてゐる。現在、人権の概念は、フェミニズムの主張などを容れて、とめどもなく拡大する一方なのであるが、それはまさに個人の欲求のいかなる根拠も必要としないといふこの概念の基本構造に基くことなのである。

 今回の「人権擁護法」に反対する人々が指摘してゐるのも、この法案における「人権侵害」の定義が曖昧であり、これでは、ありとあらゆる国民の行為が、個人又は団体の恣意的な申し立てによつて取締りの対象になつてしまふ、といふことである。

 この問題について法務省答弁は「人権の定義は人間に備わつた権利、として一定であり明らかである」などとしてゐるが、とんでもない。そもそも人権の概念が「根拠を必要としない権利」として誕生して以来、それは「一定」だつたことなど一度もなく、常に絶えざる暴走の危険をはらみ続けてゐるのである。その手綱を外すやうな法案は、まさに法の自殺と言ふべきであらう。

◆古屋圭司議員に応援を!!
〒100-8982  東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第2議員会館440号室
電話:03-3508-7440  FAX:03-3592-9040
furuya@ka2.so-net.ne.jp

◆南野知恵子法相に抗議を!!
〒100-8962  東京都千代田区永田町2-1-1  参議院議員会館 206号室
電話:03-3508-8341  FAX:03-3503-6887

◆佐田玄一郎議員に抗議を!!
〒100-8982  東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第2議員会館201号室
h02028@shugiin.go.jp

※人権擁護法案は、当面見送りということだが、追及の手は緩めることは出来ない。油断したら負けだと思う。それにしても、我が国は、まさに四面楚歌という状況ではないだろうか。教科書問題では、とんでもない事件が起こっている。
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by sakura4987 | 2006-03-26 12:22

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