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◆露と北朝鮮に自由貿易区 日本海側に港湾 政府計画 東北部振興も狙う

(フジサンケイ・ビジネスアイ 06・3・27)

http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200603270015a.nwc

 日本海側には「海の出口」となる海岸線をもたない中国が、国境を接するロシアと北朝鮮に経済支援を行い、両国の港湾を事実上、中国の輸出入拠点とする計画を進めていることが明らかになった。

 中国の華僑向け通信社、中国新聞社が伝えたところによると、中国は両国との国境地域に輸出入関税を免除する自由貿易区(FTZ)の設置を求め、その見返りとして道路や鉄道の建設を支援することで合意した。経済開発で立ち遅れている吉林省など、東北部の振興策にも結びつける。

 (河崎真澄)

 この計画は、北朝鮮の金正日総書記が今年一月、ロシアのプーチン大統領が二十一日から、それぞれ訪中した実績を踏まえ、中国東北部とロシア極東、北朝鮮の経済改革を、三カ国が共同実施する象徴的なプロジェクトに位置づけていくものとみられている。

 ≪人の往来も自由≫

 中国主導型で年内にも設置が始まる国境付近のFTZは、吉林省の琿春(こんしゅん)と北朝鮮の羅津(らしん)港、ロシアのザルビノ港を結ぶ地域を指定する。

 法整備によって、FTZでは通関手続きをなくして三カ国の間の輸出入を免税にするほか、公務員やビジネスマンの人の往来を自由化するなど、さまざまな優遇措置を検討する。

 羅津、ザルビノの両港を自由貿易港の扱いとして国際化するほか、豆満江(とまんこう)(中国名・図們江(ともんこう))流域周辺の工業化や物流拠点化も支援。

 中国内陸部への物資輸送や、中国からの製品輸出を日本海を経由して行える態勢を整える方針だ。このため中国は吉林省琿春から、羅津港とザルビノ港を結ぶ二本の専用道路(総延長約百三十キロ)を、資金支援を行って建設する。

 ≪2つの鉄道建設≫

 これに合わせ、中国は黒竜江省牡丹江からFTZに近い吉林省図們、通化、遼寧省丹東を経由して大連に至る総延長約千四百キロの鉄道を百二十七億元(約千八百五十億円)を投じて建設。FTZと中国内陸部の物流の動脈とする方針だ。

 これと並行し、別の鉄道プロジェクトとして黒龍江省ハルビンから吉林省の長春、四平、遼寧省の瀋陽、鞍山、営口を経由して大連まで三省をつなぐ全長約九百キロの鉄道網建設に七月にも着工する。総建設費は八百二十億元(約一兆二千億円)を予定している。

 この二つの鉄道建設プロジェクトは、中国が二〇〇一年十二月の世界貿易機関(WTO)加盟で取り決めた鉄道事業や建設などでの外資への開放の第一弾となる可能性がある。

 高速化が図られる予定で、現在十二時間かかるハルビン-大連間の輸送が、四時間程度まで約三分の一に短縮される見通し。外資開放先にロシアと北朝鮮を加えることも検討されている。

 ≪90年代に検討≫

 ロシア、北朝鮮、中国をまたぐ自由貿易区「豆満江プロジェクト」は一九九〇年代に国連工業開発機関(UNIDO)などが検討を進めたが、北朝鮮の協力が得られず進展していなかった。

 このほか中国、ロシア、北朝鮮に、韓国と日本も含めた日本海を囲む五カ国による「環日本海経済圏構想」も浮上したことがあるが、複雑な政治問題もからみ進んでいない。

 中国による日本海での海の出口確保のためのロシアと北朝鮮への経済支援は、中国が自ら東北部の振興に結びつける経済効果のみならず、海軍など軍事力強化も狙った側面も否定できず、注視する必要がありそうだ。
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by sakura4987 | 2006-03-28 07:05

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