◆航空自衛隊 昨年度スクランブル230回超
防衛庁の統合幕僚監部は7日、航空自衛隊が実施している領空侵犯の可能性のある国籍不明機への緊急発進(スクランブル)が昭和33年の運用開始以来2万回に達したことを発表した。これにより今年3月末までの昨年度のスクランブル回数が230回を超え、平成6年度の263回に迫る過去10年で最高の回数となったことが明らかになった。
空自によると、スクランブルは減少傾向だったが、最近になり中国軍機の東シナ海方面での活動が活発に。スクランブル対象機に占める中国軍機の割合が平成16年度から急増しているという。