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◆【社説】北には何も言えず、拉致被害者家族に事実隠す韓国政府

 (朝鮮日報 06・4・29)

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/29/20060429000018.html

 韓国国家情報院長は27日の国会で、1977年~78年に北朝鮮に拉致された金英男(キム・ヨンナム)さんら5人の高校生(当時)が、韓国に派遣する工作員の教官を務めていたという事実を、1997年に逮捕された工作員や2000年以後に脱北した人たちの証言によって確認していたことを明らかにした。

 しかし国情院によると、政府は最近開かれた南北閣僚級会談でもこの問題を提起しなかったという。拉致被害者の親たちは30年前に行方が分からなくなった息子が生きている可能性が高いとする情報を報道陣から伝え聞いて、「政府はなぜ今まで知らせてくれなかったのか」と不満をあらわにしたという。

 日本から北朝鮮に拉致され、金英男さんと結婚していたことが確認された横田めぐみさんの母と、脱北者の金韓美(キム・ハンミ)さんの家族が28日、ジョージ・W・ブッシュ米大統領と面会した。懇談会には日本の駐米大使が同席したが、韓国の駐米大使は参加しなかったというう。

 日本の外務省は横田さんの母の訪米を支援しているが、一方の在米韓国大使館は韓国から来た脱北者らに会いもしなかった。韓国外交部の指示によるものだという。

 この話を聞いて、改めて韓国政府は誰のためにある政府なのかと、やるせない気持ちにさせられた。

 政府は30年前に失踪した高校生らが北朝鮮で工作員の教育を担当していたという事実を確認したにもかかわらず、10年近くもの間、北朝鮮に抗議すらしてこなかったのだ。それだけにとどまらず、政府は息子たちの身を案じて夜も眠れない日々を送ってきた家族らに事実を知らせもしなかったのだ。

 そうかと思えば、韓国大使館は米国政府の招きで訪米して公式の場で証言しようとする脱北者たちと接触することすら避けていたという。

 「声高に騒いで北朝鮮を刺激すれば、拉致問題の解決にマイナスとなる」との理由を掲げているが、それが現政権の方針によるものだということを知らない者はいない。

 その論理で行けば、国際社会で拉致問題を訴えつづけてきた日本は拉致問題を解決できないということになる。

 しかし事実は正反対だ。口をつぐんできた韓国政府は拉致被害者の消息すらつかめていないのに対し、日本政府は国交正常化と経済支援というアメを用意して北朝鮮に13人の日本人を拉致したことを認めさせ、小泉首相は直接北朝鮮を訪問して拉致被害者5人とその家族を日本へ連れ戻した。

 韓国政府が拉致被害者家族にも口を閉ざしてきたこの4年の間に、韓国と北朝鮮を行き来してDNA調査などの複雑な作業を経て、横田めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者であるという事実を突き止めたのも日本政府だった。

 それに対して韓国政府は今度の南北閣僚級会談を前に「拉致問題を提起する」と言っておきながら、「韓国戦争(朝鮮戦争)以後に消息が分からなくなった人たちの問題解決に向け努力する」という曖昧な合意だけして帰ってきた。

 こんな状態にあっても、韓国政府は拉致問題について大口を叩くつもりなのだろうか。
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by sakura4987 | 2006-04-30 10:09

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