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◆【対テロ専門家 異色対談】(上)北工作員は「人間凶器」

(産経 06・4・27)

 二〇〇一年の「米中枢同時テロ」以降、世界の民主主義各国は「テロとの戦い」に入った。その後、英国などもテロ攻撃を浴びせられ、残る最大の標的は日本だとの観測も浮上している。

 こうした中、日本人として史上ただ一人、米陸軍特殊部隊グリーン・ベレーに二十一年間も所属していた元曹長、三島瑞穂氏(67)と元北朝鮮特殊工作員の安明進氏(37)の二人が来日。テロ対抗策などについて語り合った。


 --ベトナム戦争での任務は

 三島氏 「南ベトナム人も差別していた山岳民族の友軍化だった。南ベトナム軍人と分け隔てなく調練し、南ベトナム軍への兵役義務も免除したことで山岳民族は張り切った。その結果、北ベトナムから南ベトナム領内のベトコン(北ベトナム支持共産ゲリラ組織)への、中国・ソ連援助物資密輸路『ホーチミンルート』遮断のための待ち伏せ攻撃などを成功させた」

 --不遇な現地人への懐柔工作は軍事・諜報(ちょうほう)の狭間(はざま)だと思うが

 安氏 「工作員は主に対韓スパイとして教育される。といって、南北分断後に北朝鮮に来た人へのスパイ教育は困難。韓国に家族がいて忠誠心がない。結局、北朝鮮生まれが工作員となる」

 --特殊部隊員と工作員は違いますね

 安氏 「工作員は『存在しない人間』。半年間の新兵訓練を終え、工作員養成機関・金正日政治軍事大学入学のための宣誓を済ますと、自宅にある写真や衣類など、生存の証しはすべて没収される。

 家族のもとに、思い出の品は一つも残されていない。また、工作員の主目的は韓国社会の北朝鮮化。

 買収目的での政治家接近や偽情報流布、扇動をはじめ、必要なら特殊部隊の任務でもある暗殺や爆破など、非合法活動を一人でこなせる。一九九七年、韓国亡命中の金正日総書記の内縁の妻のおいを短銃で暗殺したのは先輩工作員だった」


 ≪死の予感≫

 --厳しい訓練や実戦で死を予感したことは

 安氏 「四十キロを背負い、数十キロの山中を単独で走り歩き抜く。それが一カ月半毎日続く。食料は少量の乾パンだけ。アリを乾燥させたり、唯一渡される道具のナタで木の枝を裂いたりして食べた。

 教官による夜襲で教官、学生の一方が落命することもあった。ショック死や自殺もいて、入学時に百五十人いた新入生は半年後に八十七人。他者に負けぬ闘志と自尊心が人間凶器となる強靱(きょうじん)な体を育てる」

 三島氏 「ベトナム戦争直後の雪中降下訓練では、スキーなど百二十-百三十キロのフル装備に対し、体重は五六キロでした。しかも、通常は風速一〇メートル以下で降下するのに二五メートルもあった。小銃以外装備はすべて風で飛ばされた。着地と同時に落下傘に二・五キロも引っ張られた」


 ≪秘密地下施設≫

 --印象的な訓練・任務を挙げてほしい

 安氏 「拉致訓練では、ソウル潜入に向け、ソウルを模してスパイ学校地下に造った『小ソウル』に行く。そこで、韓国貨幣や日韓のビールなど、多種多様な商品を見て驚愕(きょうがく)した。隔離生活で一般国民としての生活経験もなく、商店や飲食店自体、見たことがなかったからだ。小ソウルに行くのは楽しみだった」

 三島氏 「小ソウル建設の経緯に心当たりがある。朴正煕大統領暗殺のため北朝鮮民族保衛省の特殊部隊が韓国に侵入、二十九人を射殺、一人を逮捕した六八年の『青瓦台事件』の際のことだ。

 逃げる北朝鮮部隊を殲滅(せんめつ)すべく三カ月間、追跡を続けた。帰還後、逮捕されていた中尉を取り調べて驚いた。『米国に虐げられている韓国人の解放』だと洗脳されてきたという。

 ところが『韓国人は口紅を塗り、北朝鮮人より立派な身なり。教えられたように、米国が設けた鉄条網内の掘っ立て小屋に住んでいる韓国人など見なかった』と愕然としていた」

 安氏 「教育と現実の溝を埋めるため小ソウルを造った。以後、侵略よりも、韓国を太らせて北朝鮮に貢がせる方が合理的だと、戦略転換を始めるのだ」

 --北朝鮮特殊部隊の練度・戦技レベルは

 三島氏 「地雷原を目をつぶって走る訓練まで実施する。心理的にも、米軍をどこからでも突破できると信じている。

 何しろ、当時世界最大規模の非正規戦部隊グリーン・ベレーがベトナム戦争で名をあげた、北ベトナムの捕虜収容所への米軍将兵奇襲奪回作戦(七〇年)でも事前訓練は半年間。これに対し、中尉は『青瓦台急襲だけで二年かけた』と言うではないですか」

                  ◇

 三島瑞穂氏と安明進氏の対談の全容は、五月一日発売の雑誌「正論」六月号に掲載します。

                  ◇

【プロフィル】三島瑞穂氏

 みしま・みずほ 1938年、鹿児島県奄美大島生まれ。58年、米国人と再婚した母とともに渡米。59年、米陸軍に志願入隊。グリーン・ベレー入隊後の60-65年、破壊作業担当チームの軍曹としてベトナムと沖縄に駐留。65-72年、長距離偵察要員として敵陣後方での待ち伏せや捕虜捕獲など、対ゲリラ戦に従事。76-80年、潜水チームのリーダーとして水中・陸上両用作戦を担当し、北大西洋条約機構(NATO)加盟国や友好国の特殊部隊訓練にも当たった。80年に退役。現在、危機管理コンサルタントとして活躍。米国籍、ロサンゼルス在住。

                  ◇

【プロフィル】安明進氏

 アン・ミョンジン 1968年、北朝鮮・黄海北道生まれ。沙里院外国語学院などで英語、日本語、仏語を学んだ後、87年に朝鮮労働党工作員に選抜され、スパイ養成機関「同党130連絡所」に所属。93年から、卒業と同時に対南工作機関「朝鮮労働党3号庁舎作戦部」の工作員。同年9月、韓国侵入作戦途中で韓国に亡命した。衆院拉致問題特別委員会で参考人として意見陳述するなど日本の拉致被害者に対する証言で注目されている。成均館、高麗、慶南の各大学の北朝鮮学講師や韓国・国家情報院「北韓問題調査研究所」研究員などを務める。韓国籍。


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◆【対テロ専門家 異色対談】(下)対日テロ図上演習を完了

(産経 06・4・28)

 米陸軍特殊部隊グリーン・ベレー所属の経験を持つ三島瑞穂氏(67)と元北朝鮮特殊工作員の安明進氏(37)の異色対談。日本に迫るテロの危機についても語ってもらった。(司会 野口裕之)

                  ◆◇◆

 --日本に代々住み着いて突然、工作を始める「スリーパー」は

 安明進氏 「絶対にいる。一九九三年当時、日本で二百人もが教育され、ネズミ算式に増やしていった。二百人中、工作船で侵入した北朝鮮人や朝鮮総連内の非合法組織・学習組が七-八割を占める」

 --目的は

 安氏 「現在、工作員が日本で行動を起こすケースは『米国による北朝鮮攻撃』と『経済封鎖』。『地下鉄や繁華街などを爆弾や化学兵器で攻撃する』と脅せば日本がおびえ、自衛隊による米軍への後方支援や経済封鎖のための対米協力に踏み切らないとみている」

 --踏み切った場合は

 安氏 「日本単独の経済制裁なら脅すだけ。日米共同の経済制裁や北朝鮮への攻撃なら脅し通りの攻撃を実行する。スリーパーたちは地下鉄、地下街、ガス管、原子力発電所やダムなどの図面などを入手。原発やダムの破壊は軍特殊部隊が担当するはずだ」

 三島瑞穂氏 「弾道ミサイルなどは当初使わず、脅しの切り札として温存する。当初は人の集まる場所のほか、放送局や新聞社の機能をマヒさせ、国民をパニックに陥れる。担当場所・任務は既にスリーパーに割り振られ、摘発で指令系統が途絶えても、任務を行えるだけの組織になっているはず。図上演習も終わっているとみる」

 安氏 「図上演習は複数の想定に分けて終わっている。ただ、船体射撃を実施した平成十三年の『東シナ海沖の北朝鮮工作船事件』で、『海上保安庁でも武器を使うことがある』と学習したため一部、シナリオを変えたと思う。例えば、『工作員潜入は従来の漁船改造型特殊工作船から特殊潜航艇に切り替える』といった具合だ」

 --国土と国民を守るすべはあるか

 三島氏 「懸賞金制度を充実させ、テロ国家・組織の関係者の離反とタレコミを促す。情報提供者には身元を永久に秘匿し、海外居住や整形手術の支援までする米国並みのアフターケアも必要だ」

 --首相官邸など中枢への攻撃の可能性は

 安氏 「工作員による攻撃は原則的にはあり得ない。困難を伴い、大切な工作員とスパイ網が損害を受けるからだ」

 三島氏 「イスラム教のテロリストならやる。テロは『復旧不可能(完全破壊)』『真の目的達成までの復旧不可能(大中規模破壊)』『一時的機能不全(小規模破壊)』など、目的でやり方が異なる。

 例えば、小人数で運搬でき、戦車の装甲を貫徹できる対戦車砲なら、官邸の厚い塀や中枢部の壁を射抜くことができなくても、一-二発で一時的に機能不全になる。官邸周辺で、九回が偽装で、一回だけ本物の爆破を起こしても、同様の効果がある」

 --イスラム教、北朝鮮のテロリストが連携し、日本でテロを行う可能性は

 安氏 「日本の北朝鮮協力者が備蓄する武器・爆弾をイスラム教のテロリストに提供すれば、自爆テロが実行される可能性は極めて高い」

 --テロリストの官邸攻撃を阻止できるか

 三島氏 「NHKのヘリコプターが、宮内庁の自粛要請にもかかわらず紀宮さまのご結婚式当日、御所を空撮したが、米国なら戦闘機が出動する事態だ。航空自衛隊の場合、法の不備などから航空機による自爆攻撃に対処できない恐れもある。官邸には一人で肩に担いで発射することが可能な地対空ミサイルを配備すべきだ。一方、官邸と危機管理関係省庁を結ぶ大型コンピューターには、冷却システムが不可欠だ。破壊されれば情報パニックも起こる。官邸構内の池の水を冷却水へ転用するといった非常策の構築も視野に入れるべきだ」

                   ◇

 三島瑞穂氏と安明進氏の対談の全容は、五月一日発売の雑誌「正論」六月号に掲載します。
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by sakura4987 | 2006-05-05 15:53

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