★★★ 日本再生ネットワーク 厳選ニュース ★★★

sakura4987.exblog.jp
ブログトップ

◆【天声人語】2006年05月03日(水曜日)付

 政府は「在日米軍の再編」と言うが、これでは、日本が米国の世界戦略に一段と組み込まれてしまうのではないか。日米同盟が「新たな段階に入る」と宣言した外務・防衛担当閣僚の合意内容を見て、そう思った。

 米陸軍の軍団司令部が神奈川県の基地に来て、陸上自衛隊の司令部が「同居」する。沖縄から国外に出る部隊がある一方、日本本土へ移るものもある。沖縄の負担軽減の名目で、日米の軍事的な一体化や、本土の沖縄化が進みかねない。

 戦後、米国は戦争を繰り返してきた。ベトナム戦争では、国防長官が後に「間違いだった」と述べた。イラク戦争では、大量破壊兵器について結果的に誤った内容を国連で演説した国務長官が「人生の汚点」と語った。過ちのたびに多くの命が失われた。

 小泉首相は、再編のための法案の提出を先送りするという。再編は国の針路を左右するだけではない。経済や財政にも影響するような膨大な出費を約束して、後は頼むでは済むまい。

 「私が日本を見ていて一番うれしいのは、経済が軍事的な影響力から逃れている点だ」。先日、97歳で亡くなった米国の経済学者ガルブレイスさんが、04年の日本経済新聞で述べている。

 米国については、国際的な影響力を強めようとすればするほど不人気になり恐れられると分析して、続けた。「誤りの根源は、企業の利益と軍事的な影響のもとで外交政策が実行されていることにある」。『不確実性の時代』などで日本にも多くの読者をもち、一世紀近くも世界を見続けた人の言として、重みがある。



◆【天声人語】2006年05月01日(月曜日)付

 ちょっとした進化だ。鳥取県がホームページに載せた予算書に「検索機能」をつけた。技術的に難しいことをしたわけではない。ただ、情報を見せる側から、読む側へと、視点を百八十度転換させた点が新しい。

 どの自治体でも予算書は公開している。だが、担当課ごとに事業名と金額を並べるだけだ。税金の使い道は、みんなが知りたいのに、お役所は「見たければ、ご勝手に」という態度なのだ。それが「検索」で変わる。キーワードを入力すれば、すぐに調べられる。

 試しに、韓国との交流事業を見る。情報公開の欄の「予算編成」から、平成18年度当初→知事段階→知事査定とたどる。出てきた検索ボタンで「日韓」を引くと16項目が並んだ。国際課や水産課など部局をまたいで一覧できる。

 鳥取県には情報公開で得をした経験がある。予算書を見た県民から、コピー機のリース料が割高だ、と指摘された。調べると、県予算は単年度主義なので、複数年契約の割引がなかった。そこで政府にOA機器リース契約特区を提案し、地方自治法の改正も経て、長期契約に切り替えた。おかげで来年までの3年で3億円を節約できる。

 金額の大きさとともに、特区申請や法改正があったことにも驚く。どうやら、役所の内部情報をもっと読みやすく公開すればするほど、行政の無駄は省けそうだ。鳥取県が予算書に「検索」を付けたのは、その先駆けといえる。

 きょうから5月。「メーデー」で検索すると、労働団体の集会への「知事祝い金30万円」も載っている。さて次は何を見てみようか。
[PR]
by sakura4987 | 2006-05-06 08:30

毎日の様々なニュースの中から「これは!」というものを保存していきます。


by sakura4987