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◆またやったTBS 向井亜紀さん激怒!

http://www.mukai-aki.com/diary/

突然ですが、最後のダイアリーにさせてください Tue. 07.27.2004

とても悲しいです。

TBSの記者の方、講演後にお話して、きちんと私の意志を確認していかれましたよね。

何故、前後の脈略をまったく無視した編集の仕方をなさるのでしょうか。

「分娩者を母とするのではなく、“この子に愛情を注いで育てていきます!”と、名乗りを上げている女性、すなわち、育ての親を母と呼べばいいのではないでしょうか」と、私は言ったのです。

そうすれば、家族関係が複雑になることはないと、それが世界的な考え方なのではと、そうお話したはずです(戸籍という制度があるのは、地球上で韓国・台湾・日本のみなのですし)。

分娩した女性、していない女性、遺伝的なつながりを持つ親、持っていない親、・・・そのような線の引き方をしようとするから、悲劇が生まれるのではないか、と。

旦那さんに連れ子がいる状態で再婚した人や、養子縁組をした人も、分娩はしていないわけですが、そのような家庭にあっても、育ての親が母親という考え方をすれば、もっとずっとシンプルに幸せを追求できるのではないかと、そうお話しましたよね。

「分娩しただけで」という言葉は、私たち夫婦が8年間通っている子供園での出来事を話した後に、口にした言葉です。

虐待を受け、もうすぐ5歳になるというのに、まだ2歳児の体格をしているAちゃんという女の子が、私に、「ママ、ママ、」と言って、しがみついてくるのを見て、まだ私が病気をする前のことですが、「この子を養子にもらえませんか?」と、園長先生にお願いしたというエピソードの後です。

園長先生は、「この子には親がいるのです。この子がこんなに小さいことからもわかるように、本当に大変な状態の家庭です。でも、親がいる限り、この子を養子に出すことはしたくないのです。私たちの第一希望は、いつの日か、Aちゃんの母親が、もう一度、母であることに目覚め、迎えに来てくれることなんです」と、おっしゃいました。

が、私たち夫婦は、8年間、その子供園に通っているので、ずっと親が迎えに来てくれるのを待ちながら、結局は、子供園にいられる年齢を超えてしまい、中学を卒業すると、住み込み等で働き始める子がとても多いということを知っているのです。

その子供園にいる子供の、実に95%には、親がいるのですから。

・・・と、そこまで話した後に、「分娩しただけで、育てる気持ちのない女性を親としているのは、子の福祉に適わないのではないか」という発言をしたのです。
続けて、日本の養子縁組がもっと増えてほしいという趣旨のお話もしました。

テレビをご覧になった方々から、「”分娩しただけでは、母とはいえない”とは、何てひどい言い方をするのだ」と、たくさんのお叱りを受けました。

が、あの言葉の前には、”虐待の現状を垣間見て”という限定の言葉があり、あの言葉の後には、”その子へ愛情を注ぎ、幸せにしてあげたいという意思がなければならないと思いました”という、述語がつながっていたのです。

あまりに乱暴な、(テロップまで入れ、その部分だけを強調するという作業まで施した)悪意ある編集だと言わざるを得ません。

妊娠・出産することが、どんなに大変なことか、代理母のそばで、その様子をただ見守ることしかできなかった私が、知らないわけがありません。

どんなにどんなに、自分が替わりたいと思い、涙を流したものか・・・。

「分娩者を母とする」という最高裁判例は、子宮の働きがない女性、子宮を持たない女性は母にはなれないという、悲しい差別的な意味合いを持つものだと感じ、私なりに懸命にお話したのですが、無駄だったというより、逆効果にさせられてしまったようです。

講演会場にいらしてくださっていた皆さんにだけは、真っすぐに伝わっていたと自負していますが(講演後の懇親会で大勢の皆さんに感想を伺う機会がありましたので)。

もう、私は講演に出ない方がいいのかもしれません。

このように、30分の講演中の、たった3秒、一言のみをピックアップされ、テレビに流されてしまうのなら、私の言いたいこと、伝えたいことは、編集する人の指先一本でメチャクチャに押し曲げられてしまいます。

少なくとも、カメラが回っている前では、二度と講演はしません。

その場にいらっしゃらない人を傷つけることになってしまっては本末転倒です。

TBSのこの記者の方は、前回、私が日本受精着床学会の講演に立ったときも、約束を破って私の映像を流した方だったので、今回も、初めは撮影をお断りしていたのです。

が、不妊治療に向き合っているたくさんの方々のお力になれればと、最後の最後に、他社も来ているのでカメラを入れても構いませんと、許可してしまった私が本当に本当にバカでした。

VTRのインパクトを上げるためなら、人を騙すようなことも平気で行える報道K記者だとわかっていたのに・・・。

その上司のM記者も、開き直りの名人であり、まったく信用ならない人物だから、重々気を付けるようにと、前任マネージャーから引継ぎもされていたのに・・・。

「前回は本当にスミマセンでした」と、頭を下げられ、簡単に心を許してしまった大バカです。

懇親会の会場で、あなたに呼び止められ、「実子として認めてほしいということですよね」と、聞かれたとき、私は、「そんなこと、一言も言いませんでしたでしょう? 実子として認めない理由を説明してほしいと思っているだけです」と、溜息をつきながら足を止めました。

いくつかの質問に答える間、あなたがメモを取っていた、あのノートは一体どこへいってしまったのですか?

もう、記者の方を絶対に信じてはいけませんね。

お力になれるかもなどと、おこがましいことを考えた自分に、吐き気がするほど恥ずかしさを覚えております。

これからは生き方を少し、変えなくてはならないと考えます。

以前からカウンセラーに勧められ続けていたのですが、これがいい機会かもしれません。

このホームページも閉じさせてください。

2年5ヶ月間、どうもありがとうございました。

このあふれる感謝の気持ちは、いつかどこかで、実際に目と目を合わせながら、(編集されることなく!)大切に申し上げられたらと思います。

今月一杯で終了といたしますので、このページで出会い、お友達になった方と、次はどのページで再会するか、この数日で話し合ってくださいね。


病気や不妊と闘っている皆さん、本当に心の底からいつもいつも応援しています!!!!!

                                      向井 亜紀 拝


P.S. 最後の最後にこんなことを書き添えるのもどうかと思いましたが、一応、ご報告しておきます。TBSの記者が、安易な放送をしたことを後悔していると言い、非も認め、責任を取る気持ちがあると話しています。どのような責任の取り方をしていただくかに関しては、今後、代理人を立てて話し合うことになりましょう。謝罪文を書くとか何とかおっしゃっていましたが、そんなことで許されるわけがないじゃないですか。編集の暴力によって、皆さんに与えた誤解を、TBS報道社会部がどのように解くおつもりなのか、ちょっとだけ見ものかもしれません。何度失敗を繰り返そうが体質の変わらない組織でないことを祈りつつ、では、お元気で・・・。

P.S.② まだ続きがあります(笑)。先程、TBS報道社会部のY部長とK記者が私の代理人に謝罪に訪れました。が、この部長、今、問題にしている「分娩者」という言葉についての背景をまったく理解しておらず、昭和37年の最高裁判例についても、「知りませんでした」と、おっしゃる方でした。昨晩のうちに、アポイントメントを取っていたのですから、知らないなら調べておけばいいのに・・・。いえ、せめて、タクシーの中でK記者から事情を聞いておけばいいのに・・・。

「このニュースを視聴者がどう受け取るのかわかりませんし、それによって、向井亜紀さんのイメージがどう変わるのかも、私は報道の人間なのでわかりません」と、言ってのけるY部長には、テレビを通して広く情報を発信する者としての責任感、それを受け取る側の皆さんを思おうとする想像力のかけらも感じられません。

もちろん、私がどう思われようと構わないのです。ただし、それには、”事実が報道されることによって”、という前提が必要不可欠となるのは言うまでもありません。事実の表現には、その背景を把握する努力も、現場の様子をいかに曲げずに凝縮させるべきかという視聴者の存在を見据えながらの作業も含まれましょう。

横でダンナも呆れています。今、何が起きているのかの理解もしないまま、「詫びておけばいい」と、謝罪に訪れる神経は、人間としてもお粗末すぎる、と。皆さん、こんな方が取り仕切っている、TBSの報道には気をつけてくださいませ。ではでは。

P.S.③ いやはや、また続きです。Y部長は、「部下のK記者は非を認めたかもしれないが、私は謝ってはいない」と、言っているそうです。謝罪ではなく、事情を説明するためにいらしたのだとか。ただ、あまり事情をご存じないまま、事情の説明にいらしても、意味はなかったということだったのかもしれません。だから、「K記者は、ずっと向井さんを追いかけていたのです」とか、「彼の家にも、もうすぐ赤ちゃんが生まれるのです」という、この件の何に関係があるのかわからない事情(?)を話されたのですね。・・・あとは、弁護士さんにバトンタッチしましょうか。

大人のああだこうだとは関係なく、赤ちゃんが生まれるのは、とてもとてもおめでたいことです。心から、安産をお祈りしております。ああ、やっと、明るいニュースでこのホームページを締められますね。玉のような赤ちゃんが生まれますように! グッドラック!!!
by sakura4987 | 2006-05-09 22:55

毎日の様々なニュースの中から「これは!」というものを保存していきます。


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