◆ 「北朝鮮に大幅な譲歩したい」盧武鉉大統領
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=012006050912400
【ウランバートル9日聯合】盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は9日、金大中(キム・デジュン)前大統領の訪朝と関連し、「(金正日(キム・ジョンイル)総書記と)金前大統領が会えば、北朝鮮も融通性のある対話をできるのではないかと相当な期待を持っている」と述べた。
また北朝鮮に対し多くの譲歩をしようと考えていると明らかにした。
モンゴルを国賓訪問中の盧大統領は、ウランバートル市内で在住韓国人らと歓談し、南北関係や対北朝鮮政策についての考えを示した。
この席で盧大統領は「朝鮮戦争に対する国民の評価があるため、すべてを白紙化し、北朝鮮のすべてを正当化する方式で譲歩することはできないが、本質的正当性の問題について譲歩するのではなく、他の制度的、物質的支援を無条件でしようと思う」と強調した。
その理由について、互いに昔に戦った感情があり、なにより不信があるためとし、その不信がある限りはどのような関係もまともに進展しないと述べた。
北朝鮮に対しては完全に胸を開いており、「いつどこでどのような話でも構わないので会って話をしよう」と南北首脳会談の提案が有効であることを再確認した。
また、韓国の国民は北朝鮮の体制訪韓を望んでおらず、どのような形であれ安定的な土台の上で段階的に発展していくことを望んでいると繰り返し強調した。
韓国が韓米連合訓練を行っていることと関連しては、訓練内容が北朝鮮からみれば不安に映るようだとし、こうした事情から北朝鮮も心を開くことができず、内部でも複雑な事情があるようだとの見方を示した。
その上で、対話を通じて不信を取り除くことが重要な問題だと述べた。さらに開城工業団地や金剛山についても、北朝鮮が南侵の道を完全に放棄したものであり、こうした点からわれわれももう少し信頼を見せるときが来たようだとの認識を示した。