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◆【主張】高松塚壁画 文化庁は信頼回復を図れ

 (産経 06/5/13)

 国宝である高松塚古墳壁画(奈良県明日香村)の保存問題が危機的状況に直面している。

 防止策にもかかわらず新たなカビが発生し、保存上のさまざまなミスや不祥事が続発、文化庁などに対する不信感がこれまでになく高まっている。文化庁は何よりもまず信頼回復につとめなければならない。

 新たなカビは壁画の中でも最も注目を集めた女子群像、いわゆる飛鳥美人に発生した。

 文化庁は、カビ被害などの対策として石室解体による修復保存を決め、来年初めにも解体作業を始める予定だ。それまでの応急措置として石室周囲に冷却パイプを通し、石室の温度を下げることでカビを防ごうとした。にもかかわらず、カビが発生した。

 このため文化庁では解体作業をなるべく早めたい意向のようだ。しかし一部の専門家や地元関係者の中には「もう文化庁に任せられない」として、解体保存策そのものを再検討すべきだとの意見も出ている。

 壁画の劣化やカビの発生は、三十四年前に発見された時から予想されたことだ。その間、何の対策も考えなかった文化庁の不作為責任はこれまでも指摘されてきた。

 しかも今年四月には、四年前にカビ点検中のミスで壁画の一部が剥落(はくらく)、これを公表せずに内部で補修していたことがわかった。

 また、調査に当たる担当者が雑菌の侵入を防ぐ防護服を着けずに石室の蓋(ふた)を開けるなどし、これがカビ発生の要因になった可能性も出てきている。これでは文化庁の方針を信じろという方が無理だろう。

 最大の問題は、文化庁が検討会などの議論を経ているとはいえ、ごく一部の専門家らによるいわば「内密」の調査結果をもとに、対策を決めてきたことだ。もう少し調査内容をオープンにし、意見を求めていれば、ミスの多くは防げたはずである。

 他に誰もが納得する対策がない以上解体作業の準備は進めるべきだ。しかし、これだけの不信感を抱えて無事解体保存できるか疑問だ。文化庁は一刻も早く、多くの関係者にこれまでの対策の問題点について説明し、協力を求めるべきである。壁画が国民の宝であることを忘れないでほしい。
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by sakura4987 | 2006-05-13 08:55

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