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◆2015年、中国は「金型大国」になっている?

 (中国情報局 06・5・12)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0512&f=column_0512_002.shtml

 【中国ITの潮流】-「金型の発展なくして産業の発展なし」-サーチナ総合研究所

 世の中にはありとあらゆる工業製品があふれているが、そのほとんどは金型によって大量に生産されているものだ。

 プラスチック成形、金属プレス、精密加工など、様々な用途に使われる金型は、工業製品を早く安く大量に社会に供給する仕組みを根底から支えているといっても過言ではない(むろんPCやケータイなどのIT・デジタル製品もその恩恵にあずかっている)。

 したがって金型は製造現場の生命線であるということができるが、それと同時に金型自体も、機械や電気だけでなく、光学、化学、CAD・CAMなど、多方面のテクノロジーが集約されたハイテク製品なのだ。

 そんな金型の設計・製造技術の粋を集めた「第11回 中国国際金型技術・設備展覧会」が5月8日から12日まで、上海市・浦東の新国際博覧センターで開催された。中国の内外から1200社を超える企業が出展したという。

 金型技術に関しては今も昔も日本が世界をリードしていることは周知のとおりで、そのことに疑いを差し挟む余地はない。

 その洗練された技術の精華は日本の「モノづくり」を支える基盤なのだ。ところがその展覧会を覗いてきたある日本企業関係者は、金型産業においても中国が日本をキャッチアップする日が訪れるのではないか、という思いにとらわれたという。

 さもありなん。中国の金型産業はすでに、生産量においては世界全体の約10%近くに達しているうえに(日本、アメリカに次ぐ世界第3位だ)、金型の出荷額は2005年、前年比25%増の610億元(約8500億円)にのぼっているのだ。2000年の時点では280億元にすぎなかったのだから、産業規模は5年間で2倍に膨らんだことになる。

 事実、「金型の発展なくして産業の発展なし」という認識は政府部門や各地方政府の間にも深く浸透しており、金型産業の育成・発展には大きな力を注いでいる。

 金型産業の集積地としては浙江省の寧波や台州、江蘇省の蘇州、昆山などがつとに有名だが、それぞれの地域にある「模具工業園区(金型インダストリアルパーク)」はいずれも拡張が相次いでいるうえに、重慶、大連、沈陽、西安などにも新しい金型インダストリアルパークが続々と出現していることでもそれは分かる。

 もちろん上海や天津、広州など、自動車工場の多い地域でも金型産業の集積はかつてないほど進んでいるし、また、新たな半導体組み立て拠点として脚光を浴びている四川省・成都においても、市政府が「模具(金型)産業推進弁公室」なる専門組織を立ち上げて、ハイテク金型企業の誘致・育成に躍起になっているという。

 といっても日本の専門家の間には、技術面における日中の差はまだ歴然としているという意見が多い。

 その一方で、いやいやとんでもない、金型の種類によってはまったく日本製と遜色ない。安価なぶん、むしろ中国製の金型のほうが優れているかもしれないよ、という進出日系企業の現場の声もある。

 では、当事者である中国の業界関係者はどうみているのだろうか。

 展覧会の主催者でもある中国金型工業協会の曹延安・常務副理事長は現地メディアにこう語っている。

 「他の工業先進国に比べれば、中国の金型の技術水準はまだまだ遅れている。日本やドイツ、アメリカに比べれば15年以上の開きがあるのではないか。いずれにしても中国の金型産業は、もっともっと技術革新に励む必要がある」

 「キャッチアップされるかもしれない」という危機感を日本の技術者に抱かせた展覧会主催者の発言としては、意外にも控え目なのである。

 たしかに、精密かつ複雑な大型・長寿命の金型に関しては、まだ大きな開きがありそうだ。しかしそんな高度な金型の製造能力をもった金型メーカーがすでに少なからず存在していることも事実だ。

 一方、曹延安氏は同じメディアに対して、こうも語っている。「私たちの目標は、2015年までに中国を『金型大国』にすることだ」と。

 はたしてこの言葉は、さきの発言と同じく、控え目なものと受け取るべきだろうか。あるいは大言壮語の部類に入れるべきなのだろうか。その答えは、ひょっとすると2015年を待たずに得られるかもしれない。
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by sakura4987 | 2006-05-13 09:02

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