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◆同友会提言 財界も憂える靖国参拝

「朝日」06/05/11社説

同友会提言 財界も憂える靖国参拝

 経済団体のなかでも活発な政策提言で知られる経済同友会が
、首相の靖国神社参拝に再考を求める「今後の日中関係への提
言」をまとめた。
 日本の自主的な判断として、首相が参拝を控えるとともに、
「民間人を含む戦争の犠牲者を慰霊し、不戦の誓いを行う追悼
碑」を国として建立するよう提言した。私たちも共感できる。
 靖国問題では、同友会の代表幹事だった小林陽太郎・富士ゼ
ロックス最高顧問が、自宅玄関先で火炎瓶が燃やされるなどの
脅しを受けた事件があった。小林氏は新日中友好21世紀委員
会の日本側座長をつとめ、首相の靖国参拝に対し「個人的には
やめていただきたい」と語ったことがきっかけになったようだ

 経済界には、靖国問題で発言することをためらう空気もある
。小林氏を継いで同友会の代表幹事になった北城恪太郎・日本
IBM会長が、この問題を避けずに提言をまとめたことに敬意
を表したい。
 日中間の経済交流は拡大を続け、貿易額では04年以来、中
国は日本にとって最大の貿易相手になっている。「政冷経熱」
と言われるように、政治関係は冷たくても、経済関係は悪くな
い。
 それでも同友会があえて靖国問題をとりあげたのは、「いず
れこの政治関係の冷却化が、両国間の経済・貿易面にも負の影
響を及ぼす」という危機感を抱いたからだ。
 同時に、提言はそこにとどまらず、日本の安全と繁栄、東ア
ジア地域の発展といった広い文脈のなかに対中関係を位置づけ
、日本の基本戦略として良好な関係を築く必要性を訴えている

 同友会の内部には「小泉首相は退くのだから、靖国の提言は
不要」との意見もあった。しかし、「提言の実施は次の首相に
も求める」ことで押し通したという。「ポスト小泉」の総裁選
びに影響を与える狙いも込められている。
 納得できないのは小泉首相の対応だ。「財界の人から、商売
のことを考えて、(靖国神社に)行ってくれるなという声もた
くさんありましたけど、それと政治とは別です、とはっきりお
断りしています」と述べた。目先のそろばん勘定からの提言と
言わんばかりの態度はあまりに失礼だろう。
 経済財政諮問会議をはじめ、政府の重要な政策を決める会議
などに、首相は盛んに財界人を招き入れている。それは、経営
の実務を通じて培われた識見や指導力を政治に生かしたいとい
うことではないのか。耳に痛い提言は「商売のこと」と片づけ
てしまうのはフェアでない。
 経済的な利益だけが国益でないことは言うまでもない。けれ
ど、経済発展を支え、障害を取り除くよう努めるのは政治家の
基本的な仕事であることを忘れては困る。
 同友会の提言は、日中の自由貿易協定やエネルギーの共同開
発、スポーツ・文化交流など多岐にわたっている。両政府とも
真剣に受け止めるべきだ。


「産経」06/05/11社説

同友会提言 中国干渉に手を貸す恐れ

 経済同友会は小泉純一郎首相の靖国参拝について、日中関係
改善のために「再考が求められる」と自粛を求める提言を行っ
た。なぜ、この時期に提言など出したのか、首をひねらされる

 中国の胡錦濤国家主席は三月末、訪中した日中友好七団体代
表団の橋本龍太郎元首相(団長)らと会談し、「日本の指導者
が『A級戦犯』をまつる靖国参拝をやめるのなら、首脳会談を
開く用意がある」と述べた。秋の自民党総裁選を意識し、次期
首相を牽制(けんせい)した発言である。韓国も同じような理
由で首脳会談を拒否している。
 日本の政界でも、次期総裁選をめぐり、東アジア外交に絡め
て靖国問題を焦点にしようとする動きがある。そんな時期に、
経済同友会があえて首相の靖国参拝の自粛を求める提言を行っ
たことは、中国などの内政干渉に手を貸すことになりかねない

 同友会は国立追悼碑の建立も提言している。この靖国代替施
設構想も中国や韓国に同調したもので、日本国民のコンセンサ
スは得られていない。
 同友会の幹事会では、「この時期に公表すべきではない」「
靖国参拝の再考など促すべきではない」といった異論が続出し
、出席した約七十人の幹事のうち十一人が反対したといわれる
。多数意見での採択は異例だそうだ。どんな反対意見が出され
たのかも、同友会は明らかにしてほしい。
 小泉首相は「(これまで)財界から『参拝してくれるな』と
いう声もあったが、『商売と政治は別だ』とはっきりお断りし
ている」と述べ、安倍晋三官房長官も「首相の言っていること
がすべてだ」と話した。政府の一貫した姿勢を支持したい。
 提言は「中国などアジア諸国に少しでも疑義を抱かせる言動
は、戦後の日本の否定につながりかねず、日本の国益にとって
もプラスにならない」としている。そういう近隣諸国への過度
の配慮が戦後日本の外交を誤らせてきたのではないか。これか
らは、中国などに疑義を持たれても、言うべきことをはっきり
主張する外交が必要だ。
 靖国神社に詣でることは日本の文化であり、日本人の心の問
題でもある。誰がいつ、いかなる気持ちで参拝しても、それが
妨げられないような静かな環境を保ちたい。
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by sakura4987 | 2006-05-13 09:34

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