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◆【主張】教科書のミス 校正がこんなに粗雑では


(産経 06/5/14)

 中学校の教科書に誤記、誤植、誤字などが多数見つかり、依然として教科書会社のチェック体制の甘さが改善されていないことが明らかになった。

 今回の文部科学省の調査によると、この四月から使用されている九教科百三十四冊のうち六十五冊で二百八カ所のミスがあった。そのうち国語教科書は五十六カ所と最も多く、中には「ひらがな」が「ひらなが」となる不注意なミスもあったという。

 英語のsomethingのつづりからhが抜け落ちていたり、数学の二次方程式のxが脱落したり、教育のよすがとして用いる教科書の校正作業がこれほど粗雑とは驚くばかりだ。

 以前にも東京書籍の中学公民教科書で、新潟県中里村(現・十日町市)の「雪国はつらつ条例」が「雪国はつらいよ条例」と誤記され、同社が村長に謝罪するという笑い話のようなミスがあった。

 山川出版の高校教科書『詳説日本史』にも中国の「河北省」を「華北省」、朝鮮半島での「創氏改名」を「創始改名」とするお粗末なミスもあった。こうした恥ずかしいミスをなぜ他山の石としないのだろう。

 電子編集時代になってとかく校正・校閲が軽視される傾向にある。校正支援システムの利用などで、機械的に見つけられるミスもあるが、どんなに優れたシステムでも人間、それも訓練された専門家の目には及ばない。校正・校閲は片手間ではできないのだ。

 教科書会社が文部科学省の教科書検定の際に誤植の指摘まで期待している風がみられるといわれる。自分の立場や使命感を忘れてとかくあなた任せにする無責任な社会風潮を映していないか、自己点検してほしい。

 ここのところ、基本的な国語力の低下が各種調査で明らかになっている。国語力低下は日本人の思考力を大雑把にする。集中力を要する校正・校閲を大雑把な頭で行えば、ミスがついて回るのは火を見るよりも明らかだ。

 教科書は一国の教育を左右することにおいて、決して一般の印刷刊行物と同じではない。教科書会社には、そういう自覚と使命感を持って、校正・校閲体制を早急に整備し、少なくとも検定申請前には、不注意な単純ミスなど一つもないような状態に仕上げておくことを厳しく求めておきたい。
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by sakura4987 | 2006-05-14 10:16

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