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◆蝕まれた行政<<上──福祉の仮面、闇社会と結び利権拡大

 (日経 06/5/16)

http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/33185.html

 「施設はつぶれないのか」――。小西容疑者の逮捕後、大阪府下で特別養護老人ホームや保育園など5施設を運営する社会福祉法人「ともしび福祉会」(東淀川区)に入所者の家族らからの問い合わせが相次いでいる。

 小西容疑者が理事長を務める福祉会の各施設の幹部は12日、急きょ会議を開催。職員の動揺を抑え、業務に専念することなどを確認した。ある幹部は「早く理事長を辞めてほしい」と漏らす。小西容疑者が一代で築き上げた“王国”は根底から揺らいでいる。

 「毎日が敬老の日であり子供の日」。小西容疑者は福祉会のパンフレットにそう記した。「老人と涙を流して話し合う優しい人」とその印象を話す関係者がいる一方、別の顔に気づいていた職員は少なくなかった。

 福祉を志す人はまずケアの充実を気に掛けるのが一般的だが、「支出金のチェックばかりが厳しく、金もうけのために福祉をやっていると感じた」。鋭い眼光に派手な服装。ベンツで福祉会に乗り付けるのも奇異に映った。

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 小西容疑者の半生は福祉活動などに取り組む姿と、“闇の世界”とのかかわりが複雑に絡み合っている。

 大阪府高槻市で育ち、部落解放運動が活発になった約40年前、大阪市東淀川区に移った。地元の共同浴場から出火、消火用水が不足した時、先頭に立って強く改善を訴えた。当時を知る関係者は「威圧的で、このころから行政への要求を強めた」という。

 部落解放同盟大阪府連合会飛鳥支部長に1967年に就任すると、間もなく地域の生活・福祉改善を掲げて財団法人「飛鳥会」を設立。74年に事件の舞台となった「西中島駐車場」の委託契約を大阪市から取り付けた。翌年、市議会で料金収入の不透明さや暴力団との関係が指摘されたが、「市内部には触れたくない雰囲気があった」(市幹部)。

 大阪府警によると、小西容疑者は暴力団山口組系暴力団の元幹部。85年には山口組4代目組長が小西容疑者名義のマンションの1室に向かう途中、射殺された。96年に大阪市内で射殺された別の山口組系元組長とも親交があり、97年には飛鳥支部に銃弾が撃ち込まれる事件もあるなど闇との接点が浮かぶ。

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 飛鳥会は共同浴場や駐車場管理など地域に関係する事業のほかに、設立の趣旨とは懸け離れた貸しビル事業やマンション経営を行っていた。「飛鳥支部は知っていたが、飛鳥会は事件で初めて知った」という住民もいる。小西容疑者本人以外に活動の実態全般を詳しく知る人間はいないという。

 捜査2課の調べに対し小西容疑者は「覚えていない」「飛鳥会に金を貸しており、返してもらった」などと横領の容疑を否認している。そこに「福祉の人」の姿はない。

   ◇

 事実上の同和行政を舞台にした横領事件の摘発から1週間が過ぎた。事件は人権の名を借りた悪質な手口だけでなく、行政側の「事なかれ」主義までも浮かび上がらせた。蝕(むしば)まれた行政の体質は変わるのか。事件の構図を追った。
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by sakura4987 | 2006-05-18 21:13

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