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◆東シナ海 わが国の海底権益を守れ 「産経」04/06/09社説


 中国が東シナ海の日中中間線付近で、天然ガス・油田の採掘を試みている。中国は、わが国の排他的経済水域(EEZ)内で不法な調査活動をしているばかりか、海底で資源がつながっている中間線付近で、日本の権益を無視したように資源開発を推し進めているのだ。目に見えない海底資源の開発は、形を変えた領土問題でもある。国民的関心を高めなければならない。

 国連海洋法条約によって、沿岸国は領海十二カイリに加え、二百カイリのEEZを認められ、その範囲内の資源はもっぱら沿岸国の権益として保護されている。EEZが、隣国と重なる場合は、お互いが話し合って境界線を決めるのだが、利害が絡んで、簡単には決着がつかない。日中の場合は、日本から中間線を提案し、日本側はそれに基づいて調査活動などをしているが、中国は中間線を尊重はするが、認めているわけではない。

 中国が建設している天然ガス・油田の採掘用プラットホームは、一応中間線の外側、つまり中国側(春暁ガス田は三、四キロ西側)にあるが、油田やガス田は中間線を越えて地下でつながっている。実際に採掘が始まれば、日本側に属するはずの資源がどんどん吸い取られ、権益、国益が損なわれる可能性が多分にある。

 政府は国連海洋法条約に違反するとの懸念を中国に表明する方針だが、それだけでは不十分である。中国を刺激したくない、という理由だけで関係省庁が塩漬けにしてきた日本側試掘、採掘プロジェクトを認可し、わが国の権益を守っていく、あるいは、中国が採掘を始めたときは、日本の権利に応じた利益配分を中国に求めていく、中国に共同開発を働きかける、といった選択肢も検討すべきだ。

 一九九〇年、イラクがクウェートへ攻めこんだとき、広大な油田を反対側からクウェートが採掘し、イラクの権益が侵された、というのが、侵攻理由の一つだった。それが正しかったかどうかはともかく、資源問題が戦争の引き金になりかねないほど重大事だということを示している。日中間の地下の利害は、大陸棚画定問題にも及んでいく。行政機関の問題先送り、ことなかれ主義は国益を損なうばかりである。厳重に監視したい。
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by sakura4987 | 2006-05-20 13:09

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