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◆情報戦略研究所  荒木 和博氏

今回の選挙のポイントを2点書いてまとめとしたい。

 一つは反日がもはやカードにならないということだ。盧武鉉は外交通商部にも相談せず、対日強硬発言を繰り返した。これは本人の憂さ晴しという側面もある(冗談ではなく、本当に)のだが、「反日カード」により支持浮揚をめざしたことは間違いない。その激烈さはこれまでのどの大統領よりも強かった。

 そして、今回の惨敗は韓国マスコミと、それを通じた日本のマスコミでの報道に見られる、韓国人全体が強烈な反日意識を持っているかのようなイメージと現実が大きく異なることを意味している。

 もう一つは今後の盧武鉉政権である。もはやウリ党からも見放された形の盧武鉉ができることはただ一つ、対北関係の劇的改善である。しかし、これも反日カードと同様、世論形成には何の役にも立たない。

 韓国民の大部分は盧武鉉政権の前のめりの対北接近に反感を覚えており、それ以前にタテマエはともかくホンネのところでは統一自体を望んでいないのだ。

 盧武鉉もそれはある程度分かっているだろう。それより彼の頭にあるのは、ハンナラ党の政権になったとき、これまで散々圧力をかけてきた保守層からの復讐への恐怖感であるはずだ。

 韓国の大統領は度々その職を下りた後に糾弾され、ときには獄につながれているが、そうなる可能性があるということである。

 したがって、今、できる手段はただ一つ、今月下旬に予定される金大中訪朝で南北の連邦制を宣言させ、その後自身も平壌を訪問し、憲法をまったく無視して既成事実を作り、後戻り、つまりハンナラ党が構造上政権を奪取できないようにするということである。

 おそらく盧武鉉はこの方向に一直線で突っ走るだろう。

 しかし、やっと効き始めた韓国の保守バネは当然ブレーキをかけるだろうし、それ以上に相手側である北朝鮮が盧武鉉を信用しない可能性もある。もし金正日が信用したとしても、金正日自身のリーダーシップが低下しており、決断出来ない可能性の方が高い。

 「北東アジアのバランサー」とは彼が韓国の位置づけとして語ったことばだが、もはや盧武鉉の頭の中にこそバランサーが必要である。




◆「韓国の若者は北朝鮮の魂胆を知らな過ぎる」 (朝鮮日報 06/6/3)

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/03/20060603000027.html

 「韓国の若者たちは北朝鮮の魂胆をあまりにも知らなすぎます。一部の大学生らにいたっては、金正日(キム・ジョンイル)やその取り巻きの話だけを信じ、親北反米を主張しています。」

 黄長燁(ファン・ジャンヨプ)元北朝鮮労働党書記が2日、全州で大学生200人余りを前に講演を行った。

 黄長燁氏は、「金正日は人権を蹂躙(じゅうりん)する民族反逆者、国際的犯罪者なのに、一部の若者たちは『北朝鮮と仲良くしてこそ平和が守られる』と話している」と嘆いた。

 また「北朝鮮の人権問題や核問題などを解決するためには、北朝鮮が中国式の改革・開放を行うよう中国に圧力を加えなければならず、思想的に韓国が北朝鮮より優れていると信じて、団結しなければならない」と語った。

 黄氏の講演は「北朝鮮人権青年学生連帯(学生連帯)」と「北朝鮮人権大学生実践連帯(実践連帯)」が開催した「北朝鮮の人権と民主化のための大学生前進大会」の開幕行事として、全北大のそばある映画館で行われた。3日までの日程で行われる今回の行事は全北大が会場だが、黄氏の講演だけは警護上の理由から大学近くの映画館で行われた。

 大会では学生連帯代表のキム・イクファンさん(西江大北朝鮮統一政策学科)と80年代に『カンチョル書信』を出版したキム・ヨンファン氏の演説などが行われた。

 行事では、北朝鮮住民の惨状を告発するビデオも上映された。また、大学の新入生らは北朝鮮の大学生に送る手紙を朗読した。北朝鮮の人権改善の願いを込め、黄色いリボンをつけた風船も飛ばした。

 2団体は大会で北朝鮮の人権改善のために「金正日は北朝鮮住民に対する恐怖政治と苛酷な行為を中断し、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は北朝鮮住民の惨状を無視する姿勢を直ちに改めろ」と要求した。

 また「与野党と保守・進歩は政治的立場を越え、直ちに挙国的な人権議論を開始すべき」と主張した。

 実践連帯のペ・ジュホ事務局長(22/全北大貿易学科4年)は「北朝鮮住民の人権改善のために学生たちが正面から取り組む姿勢を高めるための行事」とし、「7月以降も北朝鮮人権活動家キャンプ、そして非運動圏総学生会(学生運動と無関係な学生会)と連係した北朝鮮の人権大会なども行う予定」と話した。

 学生連帯は「韓総連汎青学連(親北朝鮮の学生組織)などに北朝鮮問題についての公開討論会を提案することも考えている」と明らかにした。

 学生連帯と実践連帯は2003年に発足し、全国25大学の学生500人余りと全羅北道地域の4大学の学生100人余りが参加している。
by sakura4987 | 2006-06-09 11:46

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