人気ブログランキング | 話題のタグを見る

★★★ 日本再生ネットワーク 厳選ニュース ★★★

sakura4987.exblog.jp
ブログトップ

◆平成62年 出生数 現在の4割 43万人 少子化対策に影響 (産経 06/6/16)



 急速に進む少子化にこのまま歯止めがかからなければ、1年間に生まれる子供の数は平成62(2050)年に現在の出生数の半数以下である43万5000人に落ち込むことが14日、厚生労働省の試算で分かった。

 政府は年内にも新たな将来人口推計をまとめるが、4年前の推計を大幅に下方修正せざるを得ない状況で、少子化対策や社会保障論議に大きな影響を与えそうだ。

 出生数の見通しは、厚労省が国立社会保障・人口問題研究所がまとめた平成14年の将来推計人口をもとに非公式に試算した。

 人口推計は将来の改善を見込んだ楽観的な予測である「高位推計」、生涯未婚率などの全国平均に基づく標準的予測「中位推計」、出生率全国最低の東京都を基準にした悲観的予測である「低位推計」の3種類で行われるが、出生数の見通しもそれぞれの予測に応じはじき出した。

 1人の女性が生涯に産む子供の平均数の推計値である合計特殊出生率は、14年が1・32、15年と16年は1・29、17年は1・25と「低位推計」に近い数値で推移している。

 このまま「低位推計」に沿って下がり続けた場合、27年は80万9000人、37年は68万2000人まで下がり、62年には17年(107万5000人)の約4割にあたる43万5000人にまで下がる計算だ。

 厚労省は17年の出生率1・25で今後も推移したケースも試算したが、この場合、27年は約91万人、37年は約78万人、62年には約55万人となる。

 年金制度の前提となっている「中位推計」では37年が86万3000人、62年は66万7000人となっており、深刻な状況だ。

 政府は17年の国勢調査に基づいて年内に新たな将来人口推計を発表する予定だが、14年推計より大幅に下方修正される可能性は高い。各推計値に連動する出生数も、さらに厳しくなることが予想される。

 政府・与党内では、社会保障制度の根幹を揺るがしかねない急速な少子化に危機感が深まりつつあり、「今後の少子化対策は低位推計をもとに抜本的な議論をすべきだ」(自民党中堅)との意見も出始めている。

 川崎二郎厚生労働相の話「政府が対策を何もしていないわけではない。出生率が1・7になるといった過大な期待を持たせてはいけないが、(62年に)1・39に戻し、労働人口や経済のみならず、年金や社会保障に不安が生じることのないよう努力したい」
by sakura4987 | 2006-06-19 11:20

毎日の様々なニュースの中から「これは!」というものを保存していきます。


by sakura4987