◆人口増加率最低0.11% 動態調査、少子高齢化一層進む
総人口は一億二千六百八十二万四千百六十六人で、前年より十三万五千八百二人、0・11%増えたが、増加数、率とも昭和四十三年の調査開始以来、過去最低の伸びとなった。
年金問題も絡み注目される出生者数は百十二万九千二百三十九人と最低。六十五歳以上の老年人口の割合は前年より0・42ポイント増の19・24%と最高になり、少子高齢化がさらに進んだ。地方の人口減が際立ってきた。
一世帯の平均人数も二・五四人と最低を更新、核家族化も続いている。総人口の男女別構成比は男性48・96%、女性51・04%。
都道府県別で人口が多いのは東京、大阪、神奈川、愛知、埼玉の順。最も少ないのは鳥取で、島根、高知、徳島、福井と続いた。
平成 16年 8月 5日 木曜日 産経新聞