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◆今、日本人に必要な「よき習慣」とは何か

事務局長 いかるが

 いつになっても身につけたい大切なことは、良い習慣です。

子供時代には、父や母から「箸の持ち方が悪い。」
「朝トイレに行く習慣を身につけなさい。」
「勉強道具は前の日に準備しなさい。」
「ご飯を食べるときは、くちゃくちゃいわせない。」
「ご飯を食べるときはテレビを消しなさい。」
「寝る前には、歯を磨きなさい。」などと、よく言われたものです。
その時には、「うるさい!」と思った方も多かったのではないでしょうか。

 しかし、考えてみれば、人間が生きていくためには、1日に何10種類もの事をこなさなくてはならず、それを毎日、実行表にして、一つ一つ点検しながら生きていくことは大変なことです。

 ところが、繰り返して同じ事をしていますと、心身が勝手に覚えてしまい、あまり意識せずとも、自然に行動が出来るようになります。これを「習慣」と言いますが、毎日の生活を規則正しくし、習慣にしてしまうと、これは本当に便利なものです。

 毎日1時間の本を読む習慣を作れば、1年間では365時間ですので、1分1ページを読むとして、21,900ページを読破することが出来ます。300ページの本を約70冊読める勘定です。毎日、諺などを3個覚えれば、1年に約1000個も覚えます。(途中で忘れはしますが・・・)

 この様な良い習慣を身に付けると、勉強も、運動も、仕事も楽になり、身体は強くなり、仕事も確実に片付き、頭は、難解なことや大事なことだけに集中して考えればよくなるわけです。

 この様に、良い習慣を身につければ、確実に実力が増して行くことはお分かりだと思いますが、それでは、大人になった私たちに、そして現在の日本人に必要な「習慣」には何があるかを考えてみたいと思います。


◆「自らを振り返る」謙虚さを

 人間は自由性を与えられているため、思い違いをしたり、間違を犯すことが多々あります。そして、同じ失敗を繰り返すのですが、それは「自を省みること」が少ないからではないでしょうか。

 現在の日本では、失敗を認めず、責任を認めない人たちが社会の上層部に数多くいますが、同じ失敗を繰り返さないためには、自分の失敗と他人の失敗を「他山の石」として、その中から如何に教訓を学ぶかという事が非常に大切です。自分の経験や他人から何も学ばない人のことを愚か者と言うのかもしれません。

 ただ、これに関しては、いったん自分の非を認めた人を、周りがあまり責め続けない事も知っておかなければならないと思います。

 マスコミを中心として、どうも、人が坂から転げ落ちることを喜ぶという虚しい価値観や風潮があるように思います。

 これは外側の物差しで測れる幸福を追求する嫉妬社会を表しており、この様な事が続くと、成長がますます鈍化して来るということを付け加えておきたいと思います。

◆「読書」

 現在、大人も子供も非常に読書量が減っていると言われており、学校では「朝の読書の時間」を確保して、子供たちの本離れを防ごうとしておりますが、実は、親が大人が子供に教えてあげられることの中で、最も大事なのは読書の習慣だと思います。なぜなら、読書は思考するための材料の一番の供給源だからです。
この材料がないと、考えが浅くなり、「深く考えを練りこむ」という事が出来ません。

 人間が一生の間で学べ、経験できる範囲は意外と狭いもので、様々な職業をすべて一人で経験することはできませんが、有難い事に、多くの人が一生の間に経験した事や考えた事、自分の知識や体験を書物として残してくれています。しかもわずか数時間から数日で読むことができるのです。それを学ぶことによって、人は疑似体験ができ、1人で2人分の人生を生きたような様々な智慧を得ることができるのです。

 読書は人間の内なる空間を広げ、未知なるものに対する考え方や、まだ経験していないことに対しての心構えを与えてくれるのです。

◆「真面目に働く」

 レイバーとワークとよく表現されますが、1日の8時間を、耐えながら嫌々働くのと、心を込めて真面目に働くのとでは、大きな違いがあります。

 「働くことは苦しくて嫌だ。働いている時間は損をしている」と考えるならば、人生は不幸であり、このような人生観は寂しいものです。

 そもそも職業とは人のお役に立つことを本務としているのですから、真面目に取り組んだこと自体が喜びを伴うものだと思います。加えて「よい仕事ができた」時は、より以上の喜びがあるのだと思いますし、その喜びを味わいたいがために、人は一生懸命努力するものだと思います。

 現在、仕事をし過ぎないように、責任感をあまり背負わないようにということで、男女共同参画を推進する人たちは、アマチュアの勧めを懸命にしていますが、これは大きな間違いであると思っています。

 主婦であれ、サラリーマンであれ、プロになる自覚を持って真面目に、懸命に努力するところに、真の喜びが出てくるのだということを知る必要があると思います。

 主婦業においても、心を込めた料理というのは味が変わるものですし、子育ては面倒で苦しく、面白くないものと思うと、子供は敏感に自分の存在が邪魔者なのだと感じ取ってしまいます。

 逆に、子育ては楽しくて仕方がないと思うと、子供はちょうど真綿にくるまれたような感覚で、自分の人生を一生懸命生きるのだと思います。

 「働くこと自体が楽しい」という人生観を持つことが、成功の秘訣であり、幸福になる秘訣でもあるのだと思います。

◆まとめ

 以上三つが今の日本人には必要なことだと考えます。

 以前は、日本人は非常に「謙虚」な国民でした。これは、外国から来た人たちが一様に感じたことでした。

 この謙虚さは、小泉八雲が朝起きるとあちらこちらで鉄砲を打っているのかと勘違いした、太陽に向かって拍手(かしわで)を打つ信仰心から出てきたものだと思います。

 また、「読書」にしても、18世紀後半、シベリアに漂着した日本船に本が積まれてあり、ロシア人が内容をたずねると、船頭は読んで聞かせたそうで、それがロシア語の翻訳書になったといいます。日本文学の研究者ドナルド・キーン氏によれば、武士でも学者でもない庶民が書物を読めたことに驚いていました。これほど、学ぶことに貪欲な国民性がありました。

 そして、最後の「真面目さ」においては、先の大戦中、ラバウルに駐屯していた軍から、現地の人たちが習ったことは、「嘘をつかない」「約束を守る」の二つでした。

 過去の偉人とは、「はたを楽にさせるため」に熱意を持って真面目に仕事をした人たちのことです。その根底には、必ずや「感謝」というものが存在しています。

 「感謝」なき人が自らのプライドを飾るために、また、我欲を満足させるために、人を悲しませる事をするのです。

 現代に生きる我々も、今一度足元を見つめ直して、粛々と精進して参りましょう。
by sakura4987 | 2006-06-20 16:39

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