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◆竹中平蔵大臣

http://www.aso-taro.jp/kamanosato/index.html

2004年09月号 『UFJをめぐって』 【最新号】

 UFJをめぐって  この原稿を書いております現在、世の中はアテネオリンピックの開幕と、UFJ銀行合併の話が紙面やテレビの画面を独占しております。郵政事業の民営化だとか、地方分権に伴う国税三兆円を地方税に移す‥と言った明治以来の大改革の話は話題になることは少なく、担当の大臣としては、マスコミの問題意識に異論を感じつつ、今回はUFJについて所見を述べてみようと存じます。

 御存知のようにUFJ銀行とUFJ信託が東京三菱と統合する‥と言う話を裁判所が待ったをかけたという話です。 私の記憶では、過去に同様な話を知りません。

 従って民間会社同士の合併話に公正取引委員会でなく、司法が待ったをかけた点がめずらしく、話題に成ったんだと思います。以前より三井住友とも統合の話が進んでいましたから、後から出てきた東京三菱銀行の行為は、信義に違反するのではないかという点が、待ったのかかった背景と推察します。

 しかし、私が今回の一連の話の中で興味を持ったのは、UFJは、東京三菱にとっても三井住友にとっても、大きな経済価値が有ったんだと言う事実です。

 価値がなけりゃ何千億円もの資金を投入するはずは有りません。一社ならまだしも二社。しかも二社ともに巨大な都市銀行で有ります。

 何故、これが私の関心の対象に成ったかと言うと、平成十四年の竹中金融担当大臣の発言以来、UFJを含む大銀行を叩いて、自主再建を緩めさせ、最終的には公的資金(税金)を受けさせて、銀行を金融庁の下に国有化しようと計画していたと思われるからです。

 平成十四年一〇月頃、竹中金融担当大臣は、「年末までに公的資金を受け入れなければ、国有化も辞さない‥」と発言しておられたんですが、結果、四大都市銀行はこの発言に屈する事なく、コスト高に成るのは百も承知で自分で資金を調達して、金融担当大臣の圧力に屈しなかったんです。二年後の今年、今回はUFJに標的を絞ったんだと思われます。

 ところが準備を整えて自己資本比率だ、不良債権処理だと理由を突きつけて迫ったら、東京三菱との合併統合の話が出てきたんです。 加えてそれならと三井住友も合併話に名乗りを挙げたという話です。

 此処で私が問題だと思うのは、他の同業者からその価値を認められているUFJに色々と文句をつけ、刑事告発までチラつかせて自主債権放棄まで追い込んだ金融庁の見識と責任です。

 考えてみて下さい。 金融機関業務の重要性の第一は決裁機能でしょう?しかし、りそな銀行も、足利銀行も取り付け騒ぎなどは全く起きていなかったんですよ。又、それなりの収益をあげ、同業の他行からも経済的価値を認められているUFJを、危機にあるかのように作り、公的資金投入、国有化することによって救済してやろうと画策したのは、巨額な税金の無駄使いに成る可能性が有ったという事ですよね。この点が何故問題だと思わないんでしょうか?

 そもそも公的資金の投入は平成七年から八年にかけて貸し渋りが深刻になった時に考え出されたんですが、官僚の介入を恐れて、公的資金投入を申請した銀行はなかったんです。従って貸し渋り状況は継続しました。そこで平成八年の秋、申請ゼロの実情を踏まえて、貸し渋り解消を優先する事になり、翌平成九年の三月頃に、公的資金が投入されたんです。

 日銀の資料を見ても、投入以降貸し渋りは大幅に改善しています。

 ところが、金融庁のトップが変わり、竹中大臣になってから状況が変わります。

 それまで邦銀には資本が余っている故に、公的資金投入に反対していた御本人が、公的資金を理由に金融業界に色々と口を差しはさまれるように成ったんです。

 土地の融資に対する資金総量の規制による土地資産価値を暴落させた事実や、繰り延べ税金資産の経緯や、公的資金投入の背景の知識が有れば、現在は収益を上げ通常運転が出来ていた銀行を、国有化しよう等とは常識的には考えられません。

 異論を申し述べる理由はご理解戴けたかと存じますが、やはり「官僚に、民間へ介入する機会を与えたり、民間の学者さんに急に権力をもたせたりすると権限拡大に利用されると言うのが教訓」と改めて認識し、今後の参考にして行かねばならないと思っているところです。
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by sakura4987 | 2006-06-23 12:18

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