★★★ 日本再生ネットワーク 厳選ニュース ★★★

sakura4987.exblog.jp
ブログトップ

◆北に翻弄された1年


地獄の釜開けさせないため  平成16年12月21日(火) 産経新聞

 暖かい日が続いてうかうかしていたが、あと五日で一年納めの有馬記念、来週末はお正月だ。しかし、今年も北朝鮮問題は解決できなかった。

 日本の政治は北朝鮮に振り回され続けている。逆説的にいえば、北朝鮮が横田めぐみさんの「遺骨」と称し偽物を出すといった言語道断の振る舞いをしてくれるおかげで、国際社会の厳しさを日本は教えられている。文字通りの「反面教師」だ。だが、そんなのんきなことを言っている場合ではない。つい最近、防衛庁関係者から聞き捨てならぬセリフを聞いた。

 「あのとき地獄の釜の蓋(ふた)を確かに見た」

 九月二十三日早朝。北朝鮮の軍事基地でミサイル発射準備が進んでいるとの情報が米軍から寄せられ、首相官邸と防衛庁を震撼(しんかん)させた。

 このとき、小泉純一郎首相は米国から帰る政府専用機の中。万一、日本の領土・領海内にミサイルを撃ち込まれた場合、機内の首相に代わって誰が自衛隊に防衛出動を命令するのか。ミサイル基地への反撃は可能なのか。住民の避難はどうすればいいのか。この国では具体的に何一つ決まってはいない。結局、挑発行為はやんだが、数多くの課題が残った。

 残念ながらさきに閣議決定され、今後五年間の防衛政策の大方針を示したはずの新防衛大綱でもその答えを探すのは困難だ。財務省が陸上自衛隊四万人削減を要求、「定員削減を強要する女性主計官対抵抗する防衛庁」といった側面がクローズアップされてしまったのも不幸なことだった。

 新大綱づくりをリードしてきた石破茂前防衛庁長官は「従来の防衛大綱は戦車や戦闘機の“お買い物表”である別表ばかりが注目されたが、北朝鮮と中国を脅威と認定し、その目的に沿って別表がつくられたのは一歩前進だ」と語る。

 だが、有事の際に必要な予備自衛官の絶対数が不足していることが見過ごされ、与党調整の段階で武器輸出三原則緩和や次期防での長距離ミサイル研究が骨抜きにされたのは、情けない限りだったという。

 「安全保障上のリスクを正確に知り、自衛隊に何ができて何ができないかをしっかりと把握することが首相をはじめ国政に携わる政治家の最低限の責務だ」と石破氏は強調する。

 北朝鮮に「地獄の釜の蓋」を開けさせないためにはどうすればいいのか。まずは、守りを固めることが第一だ。政府は十四日、有事における「国民保護に関する基本指針の要旨」をまとめたが、国から市町村、住民への情報伝達一つとっても机上の空論の域を出ていない。

 この肉付けをスピードアップし、住民参加型にしなければならない。外交的には第二次大戦前夜、独・ヒトラーに融和策で臨んだ英・チェンバレンの轍(てつ)を踏んではなるまい。小泉さん、指宿温泉で韓国大統領に断られて一人で砂蒸し風呂に入っている場合じゃない。




※「文事ある者は必ず武備あり」(史記)と言って、個人も国家も文と武のどちらか一方に片寄ってはならないと言われてきたが、我が国は武を蔑ろにして戦後生きてきた。拉致事件を通して少しは政治家も省みたかと思っていたが、「治において乱を忘れ果てている」状態で、サルでもできる反省!をしていなかった。ここ数年防衛に関しては、様々な課題を突き付けられているのもかかわらず、ほとんど無防備状態のままだ。「燃えついてからの火祈祷」と言うように、火事が起こってから火事にならないよう祈祷する事にならない事を願うばかりだ。 
[PR]
by sakura4987 | 2006-06-23 12:55

毎日の様々なニュースの中から「これは!」というものを保存していきます。


by sakura4987