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◆国家予算を一律二%カットせよ

平成13年09月25日(火) 産経新聞  東海大学教授 唐津一 

 ◆常識から外れた日本の役所

 来年度予算のツメに当たって、実に多種多様な話が出ているが、国に金がないことだけははっきりしているし、このことだけは誰でも認めている。このなけなしの金を少しでも分捕ろうというのだから意図は見え見えでいじましい。だからどの要求を聞いてもあとにしこりは必ず残る。

 それならいっそどの省庁も対前年比で一律二%予算カットを小泉総理に提案したいのだ。これならお互いに恨みっこなしで多少不満でも皆が受け入れるに違いない。それでは不合理だと言うかもしれないが、昨年度の時は曲がりなりにも皆が賛成したではないか。GDP(国内総生産)の伸びがマイナスになったということは国家予算もマイナスなのがむしろ理屈に合う。だから外務省は予算をかなり減らすと力んでいるが、その必要はない。堂々と昨年度の二%カットの案を出せばよい。

 一律二%カットとは無茶苦茶だ。工程表があるというかもしれない。しかしこれは民間企業の経営がどのような原理で動いているかを知らない証拠である。どのように立派で合理的な経営計画があっても、経営危機になれば一律予算カット、人員削減は常識である。それを予算カットの工程表を作るからちょっと待ってくれなどと言ったら、担当者は即刻首である。

 ところが、驚いたことに役所の人間を増やすという計画が一方で報道された。これはまさに正気の沙汰を超えている。世間をよく見てほしい。このようなことを今時言うのは狂気のレベルだ。理屈はどうにでも言えるだろうが、人員増強の案が出ること自体、今の役所は日本の常識から外れたことばかり考えていると言われても仕方があるまい。これだけでも内閣の支持率を大きく落とす原因になる。

 ◆計画と実績の差の公表を

 もうこうなったら各省庁ごとに、これまで仕事の合理化をどのように計画していて実績はどうだったかを天下に公表しろと言うしかない。それがなければ何を言っても信用してもらえるはずがない。全国の地方自治体の中には、計画と実績との差について棚卸しデータを細かくとって比較検討し、公表している静岡県庁のような見事な例さえあるではないか。

 私は民間企業で何回か経営危機に見舞われたことがあるが、今でも思いだすのは二度のオイルショックである。石油価格が一挙に三倍に上がった。インフレが必至とみた国民がものすごい買いだめを始めた。ところがその後需要がぴたりと止まった。どこの倉庫も買いだめた商品で一杯である。売れないのに工場で作るわけにはいかない。工場閉鎖や一時帰休が続出した。

 しかし、社員のモラルも考えて、我々は毎日半ドンにした。つまり半日だけ出勤して後の半日は休みである。すると、社員は自主的に売りに行くという。勝手に歩かれると困るので、販売店と組んで派遣社員ということにして頑張ってもらった。

 ◆民間で経費節減当たり前

 約一年で需要は回復して、正常に戻ったが、その間給料は支払い続けだから、毎月猛烈な赤字である。だからその間のあらゆる経費節減は社員の誰もが当然のこととして受け止めてくれて、一律二〇%カットから部門によっては三〇%以上のカットを実現した。

 電灯は二個を一個にする。出張はすべて電車かバスだ。海外へは社長もエコノミークラス。工場は終了時間とともに真っ暗。休憩時間の飲み物はすべて廃止。職場からの提案で手紙の封筒は二度使えというのまでやった。みみっちいと言うかもしれないが、この程度のことなら民間企業なら一度や二度は必ず経験している。

 だから二%カットという数字は誰も驚くはずがない。びっくりするのは、予算要求をしている役人だけだ。しかしお互いに日本人だ。この程度の柔軟性は誰でも持ち合わせている。これが他の国ではそうはいかない。世の中が変わったからそれに対応するために何かをいじろうとすると公約違反だというので政変にまで発展する。

 そこで、国民が理解できて納得してもらえるものとして、予算の二%カットを提案したいのである。これだけでも六千億円以上の金が浮くし、これと関連している仕事の金を考えると一兆円超す金になる。これなら誰にも分かる。工程表という言葉は企業人でも生産の現場で使う専門用語だから現場の人にしか分からない。しかし、二%カットなら誰にでも明快だ。重要なのは小泉総理が誰にでも分かるように話すことだ。そのことをスタッフの方々は考えてほしい。




※予算編成のときこの話が出てこないことが不思議でならない。2%どころか10%程度一度やってみてはどうか。総理大臣がやると言ったら出来るはずだし、役人は必ずやってくる。政府にぶらさがっっているところは大慌てだろうが、もうそのような時代ではなくなった。昨日のサハリンの予算などずるずる続いている補助金などがすっぱりなくなって、国民誰もが納得し、気持ちが良い予算になってくるはずだ。
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by sakura4987 | 2006-06-23 13:05

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