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◆露、軍拡 9年で3000種の新型兵器配備計画 産経 06/6/24

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 石油景気による財政黒字背景

 石油好景気を迎えたロシアが、急速に膨らむ財政黒字を背景に兵器近代化の動きをみせている。来年以降、軍備調達費を倍増させ、9年間で実に3000種類もの新型兵器を配備する計画だ。

 ロシアでは軍事超大国・米国を念頭に置いた軍拡競争が始まったとの見方が有力になっている。

 報道によると、ロシア政府の軍需産業委員会は今月2日、来年から2015年までの9年間に4兆9394億ルーブル(約20兆7460億円)を投じて、軍備の近代化を進めることを決めた。プーチン大統領も出席した。

 ロシア軍は今年、前年比約30%増の2370億ルーブル(約1兆円)を軍備調達費に充てたが、計画では、軍備費は来年から年間平均で2倍強となる計算だ。

 しかも、今年は当初予算に加えて540億ルーブルの補正予算を組み、航空機分野への投資も開始するという。

 プーチン大統領は5月、2006年度の年次教書演説で、「強い軍があれば外圧をはね返せる」と述べ、軍備の近代化を急ぐ方針を示した。

 軍需産業委員会のプチリン第1副委員長は2日の委員会後、記者団にロシア軍が今後導入する3000種類の新型兵器には、最新型戦略爆撃機を含む戦闘機1000機以上やミサイル防衛システムのほか、5隻の戦略ミサイルを積んだ原子力潜水艦を含む数十隻の潜水艦群などがあることを明らかにした。

 国営ロシア通信の軍事評論家、リトフキン氏は「第2の東西冷戦が始まったというにはまだ早いが、米国がポーランドやチェコに新型のミサイル防衛システムを配備するならロシアも対抗するしかない」と述べ、「米露の軍拡競争はもう始まっている」と強調した。

 同氏によると、ロシア軍は今後10年間で、米国製迎撃ミサイルをかわすことが可能な最新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)や潜水艦発射弾道ミサイル(MIRV)への更新を進めるほか、アフガニスタンやイラクでの戦争で米軍が多用した精密爆弾なども導入することになるという。

 ただ、急速に伸びる軍備調達費が汚職の蔓延(まんえん)する軍内で効率よく目的通りに使われるのか疑問視する声は強く、東西冷戦下の軍拡競争で経済が破綻(はたん)した旧ソ連の過ちを繰り返すことになるとの意見もある。

 しかし、ロシアが欧米や日本の資金援助を受けて旧ソ連の老朽原潜を解体しながら、最新型原潜など潜水艦群の増強を進めているのは事実であり、西側軍事筋は「米国や日本はロシアや、同様に軍拡を進めている中国の動きに注意を払う必要がある」と指摘する。
by sakura4987 | 2006-06-25 14:02

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