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◆インドで台頭する極左武装組織毛沢東派 (世界日報 06/7/8)

 
ネパール毛派やLTTEとも連携  懸念されるテロの広域化や凶悪化

 インドで極左武装組織インド共産党毛沢東主義派(マオイスト)が、オリッサ州やアーンドラ・プラデーシュ州など同国東部と南部を中心とした地域でテロ行動を活発化させている。

 今春発表されたインド内務省リポートによると、年初から四カ月間でマオイスト絡みのテロがオリッサ州やジャールカンド州など十二州で五百五十件起きており、三百七十四人が死亡した。

 インド・マオイストは、ネパールの反政府武装組織毛派やスリランカの反政府組織、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)とも資金・武器協力関係があるとされている。

 ネパールの毛派が政治の表舞台に登場してきたり、スリランカのLTTEが武力闘争回帰へと舵(かじ)を切ったりする中、インドのマオイストがテロ行動を凶悪化させたり広域化を図ったりといった、さらなる台頭が懸念される。

 インド内務省リポートでは、マオイストの台頭を「治安上の重大な懸念」とした。シン首相は各州首相を集め、「インドが直面する最も深刻な脅威の一つ」と指摘し対策強化を指示。

 しかし、広大な国土を有し、経済発展から取り残された農村住民が全国民の約七割を占めるインドでは、マオイストの活動を根絶することは至難の業だ。

 ニューヨーク・タイムズはこのほど、インド北部を中心にでマオイストのゲリラ活動が目立つようになっており、マオイストの勢力は二万人規模、インド全土二十八州のうち十三州に活動拠点を置いていると報じた。

 隣国ネパールでは、同国西部を中心に毛派が国土の三分の二近を実効支配指定しているとされるが、インドでも毛派の活動が顕著になってきた。力は拡大しているもようだ。

 マオイストは、貧農層の解放をスローガンとし、社会的ひずみの是正を表看板として勢力拡大を図っている。さらに、ネパールの反政府武装組織毛派やスリランカのLTTEとも資金のパイプがあり、武器の提供を受けているとされる。

 またマオイストは、武器の調達ではイスラム過激派や北東部の分離独立主義派と水面下で接触するなど、そのパイプを広げつつある。

 マオイストは元来、一九六七年に東部の西ベンガル州ナクサルバリで始まった小作農民による武装蜂起により、大地主から土地を奪取したのを源流としている。

 当時西ベンガル州政権を握っていた中国派共産党による武装蜂起グループの調停作業が失敗。以後、マオイストは闘争は激化し、地主や警察署、兵舎などの襲撃・殺害を頻発するようになった。

 事件後、中国派共産党から除名された武装過激派は、ナクサルバリを革命モデルとする「中国型農村蜂起」を提唱し、全インド共闘委員会を結成した。

 その後、インド共闘委員会は六九年に、毛沢東思想を思想的支柱にしたマルクス・レーニン主義インド共産党に収斂(しゅうれん)していくが、七一年のバングラデシュ独立運動で中国がパキスタン支持に回ったことで、多くの党員が離反、さらに中国共産党が七三年に林彪の人民戦争戦術を否定したことで、ナクサライト運動は四分五裂状態となり、一気に力をそがれていく。

 それでも、最後に二主要グループが二○○四年に統合、以来、マオイストを名乗っている。他の複数の極左武装組織と共に「ナクサライト」といわれる。

 昨年暮れには、IT(情報技術)都市バンガロールでもテロがあった。バンガロールにあるインド科学専門大学で開かれた国際会議がその標的になり、同会議にデリーから参加していた数学科教授が殺害された。

 東洋のシリコンバレーといわれ近代都市の代名詞でもあるハイデラーバードでさえ、こうしたテロの脅威にさらされている。

 ハイデラバードだけでなく土地改革がほとんど行われず、前近代的な社会制度が温存された地域では、イデオロギー的に正しいかどうかにかかわらず、ナクサライト運動が続いており、その実効支配が及ぶ地域は拡大傾向にある。

 さて今年四月、反王政デモに揺れたネパールに特使を派遣し、水面下で事態打開を仲介したのはインドだった。インド首相特使としてカトマンズ入りしたのはカラン・シン元駐米大使だ。

 シン特使はギャネンドラ国王に四月二十日に謁見(えっけん)し、強い調子で権限移譲を促した。さらに一方で抗議デモを続けていた主要七政党幹部らとも接触、政治的混乱が破局へと流れないよう手を尽くした。ギャネンドラ国王が行政権の議会移譲表明を発表したのは、その翌日のことだった。

 インドが懸念したのは国民にそっぽを向かれているギャネンドラ国王がこのまま強権政治を継続するとネパール毛派が最終的に強大な権力を掌握しかねず、それは直ちに自国内のマオイストをも勢いづけかねないとの思惑もあった。
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by sakura4987 | 2006-07-11 06:45

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