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◆小中学生の数学的思考力が弱く、教育政策研が全国調査 (日経 06/7/14)


http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060714AT1G1403V14072006.html

 国立教育政策研究所は14日、数学的思考力など特定の学力の状況を調べるため、小中学生を対象に初めて実施した「特定の課題に関する調査」の結果を公表した。

 日常の現象の考察に算数・数学を生かす力や、論理的思考力の弱さが判明。小学生で高学年ほど作文嫌いが増えるなど、指導上の課題も浮かんだ。

 算数・数学で目立ったのは、身の回りの現象をグラフや図に置き換えて考える力の貧弱さ。

 水槽の水の深さの変化をグラフに表す問題は、中学3年生で正答率が5割に満たなかった。ブランコの軌跡(円の一部)を図に表現できない小学4年は4割を超えた。

 数学的応用力の低下は2004年に判明した国際比較調査の結果でも示された課題だ。同研究所は「現場の先生も意識はしているが、十分な成果が出ていない」と指摘する。

 小学生では一定の決まりに基づいて選んだ複数の数を示し、その共通性を答えさせるなど、論理的思考力を問う問題の正答率も低かった。


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◆羊毛→ひつじげ、子孫→こまご… 学力低下どうフォロー (産経 06/7/14)

http://www.sankei.co.jp/news/060714/sha077.htm

 国立教育政策研究所が14日公表した児童生徒の学力テストでは、基礎、応用力とも低下している実態が浮き彫りとなった。具体的に浮かび上がった課題について、教育現場でどう反映させていけばいいのだろうか。

 【子孫はこまご】

 漢字の読み書きの結果では、「日常生活や学校で使用頻度が高い漢字は定着している」と教育政策研究所の担当者。平均正答率は読み取りで7割、書き取りで6割を超えた。

 一方、小4、小5で「挙手」「改行」が正確に読めたのは3割未満。書き取りでも「主力」「景品」「青春」「屋上」(小4)、「観光」「経験」「険しい」「要点」(小5)、「回覧」「設ける」「均等」「疑い」(小6)の正答率は4割にも満たなかった。

 誤答例を見ると、「挙手」を「けんしゅ」、「子孫」を「こまご」、「羊毛」を「ひつじげ」、「改行」を「かいこう」とする児童が目立った。

 教育政策研究所では、読書活動などを通じて漢字の使用頻度を上げることの必要性を強調。さらに間違えやすい漢字を一覧にまとめ、児童生徒に配布することも考えているという。


 【支離滅裂】

 小学生には「テレビの見方」について、中学生には「言葉の使い方」についてそれぞれ長文の意見文を書かせ、記述量や論旨構成、きちんとした意見表明ができているかを見た。

 「テレビを近くで見てはいけない」と書き出したものの、視力が落ちる弊害の話題に触れた後、視力を良くする方策に論旨がぶれたり、自分の生活経験だけを並べただけで意見が盛り込まれていなかったりする文章が多かった。

 中学生の作文では、設問が「言葉の使い方について」書くよう求めているのに、「言葉は大切だ」という論旨に終始し、課題への理解不足が散見した。現象の分析だけで自分の意見がなかったり、根拠なく唐突に結論を導き、「正しい言葉遣いをしたい」と結んだりする文章も多かった。

 こうした結果について、宮川俊彦・国語作文教育研究所所長は「主張自体がないから、説得するための論理を組み立てられなくなる。自分で判断、表現させる環境も整備されていない」と指摘。解決策として「正解がない課題に取り組ませることが突破口になる」と話す。


 【基礎も応用も?】

 小学生は「3+2×4」など足し算とかけ算が交ざった簡単な四則計算に四苦八苦。小4では73.6%の正答率があったが、学年が上がるとともに急降下し、6年では58.1%と4割がつまずいていた。

 「白のテープの0.6倍が赤いテープで、赤いテープは210センチ」という条件から、白いテープの長さを求める問題では、小6の24%しか正解者がいなかった。小4の履修分野を終えた後のフォローが不十分だったことが原因とみられる。

 例示されたおはじきの並べ方から数学的な規則性や法則性を見いだし、一般化して数式を考える小学生への問題では、おはじきの数が100個になると、正答率は低下する傾向がみられた。

 段差の水槽に一定の量ずつ水を入れる際の水面の高さの変化をグラフで示す問題では、正解の「イ」を選んだのは中1で22.7%、中2で32.7%、中3でも47.5%しか正答がなかった。

 特に、水面の高さも階段状に変化するとした「ア」と「オ」を正解に選んだ中1は42.6%に達しており、日常的な出来事を数学的にとらえることが苦手な中学生の実情が浮き彫りとなった。

 芳沢光雄・東京理科大教授(数学)は「四則計算の理解不足は、3項以上の計算がほとんどなされていないのも原因。2項だけの計算ドリルが流行し、現行の教科書も3項以上の計算が激減している。

 計算規則の必要性を理解させることが大切だ。また、日常生活に関連させて考えさせる訓練が求められるし、教科の壁を超えた授業を積極的に行う必要がある」と指摘している。


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◆3+2×4=20? 四則計算、小6の4割誤答 (産経 06/7/14)

http://www.sankei.co.jp/news/060714/sha076.htm

≪小中生、数学的思考が苦手 学力テストで明らかに≫

 一貫した論旨の展開や数学的な思考が苦手な小中学生が多いことが14日、国立教育政策研究所が実施した学力テスト(特定の課題に関する調査)の結果で明らかになった。

 「3+2×4」(正答は11)という基本的な四則混合計算では小5の3分の1、小6の4割強が誤答し、深刻な計算力不足がうかがえる。国際調査で学力低下を示す結果が相次ぐなか、現在進められている「ゆとり教育」(現行の学習指導要領)の見直し作業にも影響を与えそうだ。

 調査は昨年1月と2月、全国の国公私立の小学4年から中学3年までを対象に、各教科・学年ごとに3000人強ずつ実施。国語では漢字(読み・書き)と長文記述、算数・数学では「数学的に考える力」と「計算に関する力」を探った。

 従来の調査では把握できない、特定の学力に焦点を絞った調査は初めて。同研究所ではホームページで公表し、教育現場で活用してもらう。

 国語の漢字では、読み・書き各50問ずつを出題し、うち10問は複数の学年にまたがる共通問題とした。日常生活で使用頻度が高い漢字は定着していたが、「挙手」「改行」の読み方は小4の8割強が誤答するなど、使用頻度が低い漢字の定着は不十分だった。

 長文記述では小学生で400~600字、中学生で600~800字の記述量を求めた。自分の考えを明確にできるよう相互関係を考えて段落分けしたり、一貫した文章を書いたりする点で正答率が低かった。

 算数・数学の場合、「数学的に考える力」で、グラフ化をはじめとして日常事象の考察に算数・数学を生かす力に問題があった。また、論理的に反証する力や数量関係の法則を発見する力、発展的に考える力が不十分だった。

 「計算に関する力」では、四則計算で、掛け算や割り算を足し算や引き算より優先させる決まりについての理解不足が目立った。

 特定の課題に関する調査は、義務教育の指導改善策についての中央教育審議会答申(平成15年10月)を受けて、カリキュラムの見直しに反映させるために実施する。

 17年度には英語(中学のみ)と理科を行っており、現在集計中。今年度は社会を対象に行う。


 【学力テストの主な課題と指導改善策】


国語

★際立って正答率の低い漢字がある
 →誤りやすい漢字の反復・重点的な指導

★使用頻度が低い漢字、複雑な字形や類似の字形がある漢字に誤答・無解答が多い
 →類似の字をまとめて提示。漢字の意味の理解

★考えを明確にする段落構成や一貫性ある論旨展開
 →構成メモで段落相互の関係を意識
 →日記、観察・報告文で書くことに慣れさせる指導

算数・数学

★グラフ化など日常事象の考察に算数・数学を生かす力
 →日常生活と結びつけた指導の充実

★数量の関係に法則を見つけたり、面積の求め方を発展的に考えること
 →解決の方法や考え方に着目した指導

★演繹(えんえき)的な考え方を説明・記述する力
 →論理的に筋道立てて説明させる指導

★四則計算における乗除先行の理解が不十分
 →整数段階から演算を丁寧に扱い計算の意味を理解
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by sakura4987 | 2006-07-15 16:22

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