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◆中国の資源外交 石油高騰を促す (産経 06/7/23)


 米シンクタンク ダン・ブルメンソール氏に聞く

 原油価格が高騰するなか、中国は中東アフリカ地域を中心に、なりふり構わず石油利権確保に動いている。日本や米国との摩擦が拡大しつつある中国のエネルギー戦略について、米国の保守系有力シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ・インスティチュートのダン・ブルメンソール研究員に聞いた。


 --中国の温家宝首相は6月、アンゴラやタンザニアなど7カ国を訪問した。中国は、アフリカに対して積極的に外交攻勢をかけているが、その目的は

 「3つある。1つは石油や天然ガスなどの資源獲得、2つ目はアフリカ諸国の台湾承認をやめさせること、そして国連の場などでの中国への人権非難などを回避するためアフリカ諸国を味方につけることだ」


 --特に、中国は石油の確保に固執しているようだ。中国は原油需要の3分の1をアフリカから輸入している。中国が資源確保に動く理由は

 「原油価格が高騰するなか、長期的な石油確保が死活問題になっているからだ。中国では経済成長に伴い、国内の石油需要が増大。中国指導部は国内向けに石油の安定供給ができなければ、共産主義体制の維持にとって大きな脅威になると判断している」

 「また、経済成長が止まれば、国民の不満が高まる。国際商品市場での経験が少ないことに加え、米国に疑念を抱く中国は、個別に石油利権を得ることで、自国のエネルギー供給を原油価格の変動から切り離し、安定した石油供給を確保できると考えている」


 --その政策は有効か

 「石油の供給量が増加するというメリットはある。しかし、米国が『ならずもの国家』と批判するイラン、スーダン、ナイジェリアなどの国々に投資し、武器を供給することで、地政学的なリスクが高まり、かえって、石油高騰を促進している面がある。石油高騰は世界経済を減速させ、中国の輸出主導型の成長を脅かしかねない」


 --中国の資源外交は、米国をいらだたせており、米国と衝突する懸念が高まっているのでは

 「すでにイランの核開発問題をめぐって中国と対立している。イランはテロ支援国家でもある。だが、中国はイランの石油や天然ガス開発に投資しており、国際社会がイラン制裁に向かおうとしても、中国が同調することはない。

 また、中国は原油輸送のためのシーレーン確保を米海軍の手に委ねず、独自の海軍力で船団を保護しようとしている。パキスタンのグワダル港の水深を深くするための投資は中国海軍によるシーレーン確保を狙う戦略の一つだ」


 --世界の原油価格は、1バレル=70ドルを超えている。中国は自分で自分の首を絞めているのではないか

 「中国は採算性を度外視した投資をし、石油を囲い込むことで、むしろ、石油価格が上昇しやすい状況を作っている。中国は世界のエネルギー市場に建設的に参加することを考えるべきだ」

                   ◇

【プロフィル】ダン・ブルメンソール

 弁護士事務所、米国防総省勤務を経て、2004年にアメリカン・エンタープライズ・インスティチュート(AEI)入り。今年から米議会の米中経済安保調査委員会委員を務める。中国・東アジア政治が専門。ジョンズ・ホプキンス大学・高等国際問題研究大学院(SAIS)、デューク大ロースクール卒。


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◆ウラン開発、ニジェールにも進出 中国 (産経 06/7/23)

 中国が世界有数のウラン産出国ニジェールでのウラン開発を本格化する。中国は今年4月、オーストラリアとの間でウラン鉱石の貿易に関する協定に締結。

 これに加えて、ニジェールでの動きは、中国内で急ピッチに進む原子力発電所建設に対応するもので、中国は今後もウランをめぐる資源外交を加速させるとみられる。

 ニジェールは、カナダ、オーストラリアに次ぐウランの3大産出国で、世界の産出量の9%を占めるとされる。中国紙「東方早報」によると、ニジェールは今月中旬、同国北部のウラン鉱区で、中国の国営企業「中国核工業集団」傘下の関連企業3社に開発権を付与したと発表した。

 すでに、ニジェールのウラン鉱市場にはカナダやフランス、日本、スペインが進出、5月にはカナダが北部の開発権を得るなど、ニジェールのウランをめぐって競争が激化している。

 一方、中国はオーストラリアとの協定締結で今後、年間2万トンのウラン鉱石の輸入を計画。北京の外交筋は「カナダともウラン輸入をめぐり交渉中だ」と指摘する。


ニジェール共和国の位置
 http://www.forth.go.jp/tourist/worldinfo/04_africa/h17_nig.html
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by sakura4987 | 2006-07-23 13:06

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