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◆豊中の夏休み「平和登校」わずか3校に 減りゆく戦争学びの場 (産経 06/8/12)


 ■出席率低下/犯罪を懸念/語り部減少

 終戦記念日に合わせて、大阪府豊中市内の小学校が、地元の戦争体験者らを招くなどし、児童に戦争や平和について考えてもらおうと毎年この時期に実施してきた「平和登校」の実施校が、今年は市内41校中わずか3校になった。

 スタートから30年余り。子供が狙われやすい夏休みに児童を一斉登校させる「危険性」や、戦後60年以上が経過して“語り部”が減っていることなどが理由という。関係者からは、子供が戦争を知る機会が失われることを惜しむ声もでている。

 市学校教育室によると、各小学校が平和登校を実施するようになったのは昭和40年代後半ごろ。高度成長期や東京オリンピックなどを経て、戦争が徐々に過去のものとなりつつあるなか、戦争の悲惨さや平和の大切さを子供たちに学んでもらおうとスタートした。

 ただ、夏休み中に平和登校を実施するかどうか、実施する場合にはいつ何をやるかは各校の裁量。昔はほぼすべての学校が実施していたが年々減り続け、一昨年は6校、昨年は5校とここ数年は1ケタ台にまで落ち込んでいる。

 今月4日、例年通り平和登校を実施した市立蛍池小学校では全校児童487人中、6割弱の約270人が出席。地域の高齢者がこしらえたすいとんを一緒に食べたり、高齢者から戦時中の話を聞くなどした。

 「子供たちはすいとんをおいしそうに食べ、お年寄りの話を一生懸命聞いていた」と永井英夫教頭。同校は来年以降も平和登校を継続予定で、永井教頭は「子供たちに平和や戦争について考えさせることはやはり大切」と話す。

 同校以外に、平和登校を行った他2校は「来年以降は未定」としているが、実施の意義は同様に感じているという。

 一方、昨年まで実施していた市立豊島小学校は、今年から平和登校を取りやめた。池滝弘行教頭は、全校児童が集まらないことや、安全面の問題などを要因に挙げる。

 ただ、同校では毎年、6月に6年生が修学旅行で広島に行くのに合わせ、その前後を「平和週間」と位置づけて、平和を祈る千羽鶴を折るなどの取り組みを行っている。

 市立東丘小学校も今年から、出席率の悪さを主要因に平和登校を中止。代わりに学期中の6月末、「平和の集い」と題して、大阪大空襲に遭った市内在住の女性に体験を語ってもらったという。

 平和登校の減少について、市学校教育室の船曳裕幸室長は「夏休みに全校児童を集めようとしても、家の用事などで60~70%の出席率となることが多く、『これでは平和教育にならない』との現場の声もある」と話す。

 平成13年の大阪教育大付属池田小学校での児童殺傷事件など、子供を狙った犯罪が相次いでいることから「ここ数年は安全面を考慮して、実施を取りやめる学校も多いのでは」とも。

 このほか戦争体験者の死去や高齢化による“語り部”の減少や、平成11年度から小中学校に導入された「総合的な学習の時間」を生かして平和教育が行われるようになったことなども、要因として考えられるという。

 歴史教育に詳しい、教育評論家の丸木政臣氏は「こうした取り組みは今後もあった方が絶対にいいが、ただ形式的にやるだけでも意味がない」と指摘。「子供が家に帰ってからも、家族と戦争や平和について積極的に言葉を交わすような平和教育を現場で実践してほしい」と話している。
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by sakura4987 | 2006-08-14 15:12

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