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◆武装解除にヒズボラ抵抗-レバノン (世界日報 06/8/18)


国軍や国連軍を無視

 イスラエルとレバノンのイラン系イスラム教シーア派根本主義過激派組織ヒズボラ間の約一カ月にわたる戦闘が終了し、イスラエル軍の撤退と、レバノン国軍や国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の展開が始まった。

 だが、宗教的全体主義体質を引きずり、レバノンの真の独立と民主化を妨害する最大のがんと懸念されるヒズボラが、レバノン政府と国際社会の意向に反し、武装解除しないまま居座ろうとしている。

 真に独立した民主主義国家を創建するのか、イランに忠誠誓うヒズボラに力で引きずられる属国の道を選ぶのか、小国レバノンの国民自身の良識が強く問われている。

 大方の予想通り、ヒズボラのナスララ氏は、対イスラエル停戦が発効した十四日、レバノン政府が、ヒズボラの武装解除について協議を始めようとしたことに対し、「精神的にも、道徳的にも協議の時期を誤っている」と批判し、政府と国際社会が一致して求める武装解除を拒否する意向を表明し、国際社会に公然と挑戦する姿勢をあらわにした。

 ヒズボラが武装解除を拒否する表向きの理由は、「イスラエルのレバノン領土占領への抵抗」や「将来のイスラエル侵攻に備える」などだが、もしこれだけの理由であれば、レバノン国軍に編入されて正式な軍隊でその役割を担えばいいはずである。

 にもかかわらず、国軍への編入を拒否し、武装解除も拒否する理由は、「イランの指令に従い、対イスラエル・ゲリラ組織として、行動の自由を確保しておきたい」(ガマル・ガワド・アルアハラム政治戦略研究所研究員)からとされる。

 背後では、イランとシリアが、対イスラエル・対米カードとして温存しようとしている。

 ナスララ氏はさらに、「レバノン国軍や国際部隊ではレバノンを防衛できない」とも述べて、レバノン国軍を見下し、レバノン国民への国際社会の善意(UNIFIL)をも完全に無視した。

 イランとシリアの支援により、国軍以上の軍事力を維持できる見通しがあるからだろう。

 イスラエルもヒズボラもそれぞれ勝利宣言したが、真の勝利者がどちらになるのかは、今後の外交交渉の成果にかかっている。ヒズボラの正体と実態が世界中に明らかにされたことが最大の戦果だったとの見方もある。

 リブニ・イスラエル外相は十六日、国連本部で、「ヒズボラの武装解除の死活的重要性」と「ヒズボラ向け武器流入阻止」を訴え、UNIFILによる国境監視を強く求めた。

 シニオラ・レバノン首相は十六日のテレビ演説で、「国家以外に武力を持つ勢力は存在しないとの原則を確立させる」と語って、ヒズボラとの二重権力構造を拒否、国軍による全土統治を宣言した。

 一方、ヒズボラ幹部は同日、「ヒズボラ構成員はレバノン南部にとどまる」と宣言、イランからの財政支援の下、復興支援で主体的な役割を担うことで国民への浸透を図り、実績をアピールして、なし崩し的に居座る魂胆だ。

 レバノンのムル国防相は十五日、同国軍がヒズボラに武装解除を求めることはないと公言、アナン国連事務総長も十六日、UNIFILには、ヒズビラを武装解除する使命はないと語り、レバノン政府および国連自体の限界を露呈している。

 レバノンの真の独立と民主化は、レバノン政府と国民、国際社会のヒズボラに対する毅然(きぜん)たる姿勢にかかっている。
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by sakura4987 | 2006-08-19 11:11

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