◆仏メディアに抗議 日本大使館 靖国や歴史問題で (産経 06/8/24)
在仏日本大使館はこのほど、小泉純一郎首相の靖国神社参拝などについて、「レビジョニスト(歴史見直し論者)による挑発」などと報じた仏メディアに対し、「事実誤認がある」として抗議した。
国営テレビ・フランス5の「過去の影」と題した番組は、日本で「手に負えないナショナリストが台頭」し、「攻撃的外交が排他的経済水域の拡大を狙っており、中国や韓国が懸念している」などとしている。
また、リベラシオンは16日付の1面トップで首相の靖国神社参拝の写真つきで「歴史見直し主義者の挑発」と見出しの記事を掲載。
さらに、2面から4面まで参拝反対の哲学者、加藤周一氏との会見記事を掲載した。
同紙は18日付でも作家のミカエル・プラザン氏が「過去に関する虚偽を増殖させている」と主張する「歴史の見直しに流れる日本」と題する寄稿を載せた。
日本大使館は、いずれも事実誤認の部分があるとして抗議文を送ったが、同紙からは23日現在返答はない。