◆NATO加盟で対立露呈 ウクライナ大統領と首相 (東京 06/9/16)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006091601000392.html
【モスクワ16日共同】親ロシアのヤヌコビッチ・ウクライナ首相が、北大西洋条約機構(NATO)加盟に否定的な発言をしたことに対し、親欧米のユーシェンコ大統領や側近の閣僚らが猛反発、大連立内閣を先月発足させたばかりの政権内で、外交政策の対立が早くも露呈した。
首相は14日、ブリュッセルでNATOのデホープスヘッフェル事務総長と会談。「NATOとの協力と加盟は別問題だ」などとして、ウクライナの加盟は時期尚早と述べた。
これに対し、NATO早期加盟を推進してきたタラシュク外相やグリツェンコ国防相が「欧州への統合を目指す外交方針を変えないとした連立合意に違反している」と一斉に批判した。