◆国連で日本と北朝鮮が非難の応酬 (TBS 06/9/27)
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3389275.html
ニューヨークで開かれている国連総会で26日、日本と北朝鮮が演説しましたが、両国が終了後に非難の応酬を繰り広げる異例の展開となりました。
演台に立った北朝鮮のチェ・スホン外務次官は、安保理改革に触れ、加盟国に対し日本を名指しして常任理事国入りを阻止するよう呼びかけました。
「日本のようなアジアの国々を侵略し罪のない人々を殺した戦争犯罪の国の常任理事国入りを認めるべきではない」(北朝鮮 チェ・スホン外務次官)
一方、日本は演説の中で、北朝鮮のミサイル問題について、経済措置を含む決議の実行を加盟国に呼びかけた上で、総会終了後に発言を求め、常任理事国入りに関する北朝鮮の演説に反論しました。
「安保理の常任理事国になるための資格というのは、国連の目的にそって、どの程度貢献しているかで判断されるべきである」(神余隆博大使)
これに対し、北朝鮮も発言を申し出、侵略の歴史をねじ曲げ日本が再びアジアを侵略しようとしていると強く非難しました。
「アメリカの召し使いである日本はアメリカのアジアに対する侵略政策に加担している。朝鮮民族は日本に対し深い恨みを抱いている。それは血で清算されなければならない」(北朝鮮代表部)
さらに日本は再反論しましたが、北朝鮮はこれを聞かずに席を立ち、会場をあとにしました。国連総会の一般演説で2つの国が非難の応酬を繰り広げるのは、極めて異例なことです。