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◆【社説】盧武鉉政権は再度国際協調の流れに逆らうのか (朝鮮日報 06/10/12)

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/12/20061012000013.html

 韓国政府の対北朝鮮政策が北朝鮮の核実験からたった2日で揺らぎ始めた。

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は北朝鮮が核実験を行った9日、金剛山観光や開城工業団地事業の今後について「これまでのようにすべてに譲歩し、北朝鮮がどんな行動に出ようとも受け入れるといった態度で臨むわけにはいかなくなったのではないか」と語っていた。

 大統領はまた、「国連および関係当事国との足並みのそろった対応、韓米同盟と国際協調」が重要であることを確認していた。

 北朝鮮に対する融和政策の全面的な再検討はもちろん、北朝鮮の核実験に対し国際社会、特に国連が制裁を行う場合、北朝鮮で進める二つの共同事業の再検討をも示唆する発言だった。

 ところが政府と与党ヨルリン・ウリ党は11日、そうした大統領の発言や国連など国際社会の決定に積極的に同調・協調すべきとしていた自らの前言を撤回し、北朝鮮との共同事業の継続と北朝鮮に対する融和政策の持続を主張し始めた。

 あげくに北朝鮮の核実験は米国の責任だという主張まで飛び出した。

 政府はこの日、金剛山観光と開城工業団地事業は現在、国連安保理で議論中である対北朝鮮制裁決議案に抵触しないという内部解釈を下し、決議案の採択とは関係なく今後も維持する方針を定めたという。

 またヨルリン・ウリ党の金槿泰(キム・グンテ)議長(党首に当たる)はこの日、「北朝鮮の核問題の3大原則である平和的解決・政経分離・韓半島(朝鮮半島)の非核化は守られるべきだ。金剛山観光と開城工業団地事業は中断すべきではない。政府がPSI(大量破壊兵器拡散防止構想)に部分的に参加するとしたのは遺憾」と語った。

 国連安保理は現在、北朝鮮の大量破壊兵器(WMD)やドル紙幣偽造、マネーロンダリング、麻薬取引などの違法活動と関連のある資産や資金、物品、技術などの移転を禁止するという米国の提案を骨子とした決議案をまとめている。これは国連憲章第7章41条(経済外交制裁)の規定に沿ったものだ。

 当初、北朝鮮への制裁に慎重な姿勢を示していた中国が「北朝鮮の核実験に対して懲罰的な措置が必要だ」という立場に変わったことで、各国の意見は大筋でこうした決議案の内容に一致している。

 バーシュボウ駐韓米国大使も核実験の当日、「いかなる国の政府も北朝鮮政権を利するような支援プログラムを中断すべき」と語っている。

 政府と政府与党が2日間で当初の方針を撤回することにより、韓国が北朝鮮の核に対する最前線の包囲網である韓米日3カ国の協調体制から離脱するものだと受け止められる可能性があるだけでなく、国連の加盟国である韓国が安保理の拘束力のある決定に反発することによって、国連憲章に違反したとの非難を受ける恐れも高まっている。

 そして韓国は、北朝鮮の核をめぐる国際協調の足並みを崩し、国連制裁を阻害しようという北朝鮮の計略にまんまと乗せられている。

 国際社会は、1998年以降に金剛山観光を通じて北朝鮮に流れた4億5000万ドル(約540億円)、開城工業団地を通じて流れた2098万ドル(約25億円)といった資金が北朝鮮による核やミサイルの開発に使われる可能性があるとし、懸念を表明してきた。

 国連の対北朝鮮決議がこれら事業の中断を明示して要求していなくても、韓国政府が今後も両事業を継続しようとするなら、韓国政府と韓国企業はこれを通じて北朝鮮に流れる資金が大量破壊兵器の開発に使われることはないということを証明すべきだ。

 もっとも北朝鮮の住民を助けるためだとしているコメが軍用米として使用されていないかどうかも確認できない韓国政府に、こうした内容を証明できるはずもない。

 そのため、結局のところ韓国だけが北朝鮮に核の放棄を迫る国際社会の動きに抵抗するような格好となってしまう。

 そうして再び韓国は北朝鮮の核開発を阻止するための国際協調の流れから外れ、自ら進んで国際的な孤立という谷間に転がり落ち、同盟国と国際社会から見捨てられることになる。

 こうした状況にあって、大統領が「核実験が行われたにもかかわらず、落ち着いて対応する雰囲気が作られたのは、南北の和解・交流・協力が大きな進展を成し遂げたため」と語ったことは、大韓民国の大統領が大韓民国は北朝鮮の核兵器の当事者でなく、野次馬であるということを全世界に公表したも同然だ。

 国の求心力を失った大韓民国の安保体制は、今や風前のともしびとなっている。
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by sakura4987 | 2006-10-13 12:23

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