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◆『父親のすすめ』日垣隆著 (産経 06/10/14)

アルピニスト・野口健

 ■体を張って家族守る使命

 親父の仕事の関係で人生の半分は海外で過ごしてきた。英国時代に親父と友人(日本人)宅に食事に呼ばれ驚いたことがあった。お客を招いておいてろくに会話もせず食事中にテレビでサッカー観戦をしている相手にムッとし席を立った。

 英国人の家に呼ばれて食事中にテレビがついていたことは一度もない。しかし、日本に帰国してみれば食事中にテレビをつける家庭はけっして珍しくない。

 野口家は食事中にテレビをつけることはご法度。小学生のころ、食事中にテレビをつけ親父にぶっ飛ばれたことがある。「食事中にテレビを見る必要はない」で終わり。

 そこまで怒ることでもないだろうと感じたが、自身がお呼ばれし、その相手がテレビ観戦していて心底腹をたてたのもまた自分であった。

 日垣隆さんの『父親のすすめ』を読んで「食事中のテレビについての考察」というテーマが書かれてあった。

 「食事中はテレビを消す! 何故ならばそれは第一に食事を作った人に失礼、食事を楽しむ習慣が培われない、食事のなかで会話を交え社会勉強を広げる機会が失われる」と指摘されてあり納得。

 野口家で何よりも大切にされたのが食事であった。深酒し朝方帰宅しようが朝は叩(たた)き起こされ家族と食事する。

 またその日あったことなどテーマは何でも良かったが自分の意見を発言しないと、自身の存在すら認めてもらえなくなる。食事は家族とのコミュニケーションの場であった。

 また、日垣さんは「家は社会で通用する人間を育てる」「親が舐められたら家族は持ちません」と指摘されていた。

 全く同感である。親は理屈抜きに人としての礼儀を教えなければならない。体を張って家族を守るのが父親の使命だろう。私も一人の父親として、その責任を果たしていきたい。(文春新書・746円)

                   ◇

【プロフィル】野口健

 のぐち・けん 昭和48年、アメリカ・ボストン生まれ。7大陸最高峰、世界最年少登頂記録を25歳で樹立。
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by sakura4987 | 2006-10-16 13:09

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