◆「結婚しなくていい」 20~30代、6割以上が回答 (産経 06/12/15)
http://www.sankei.co.jp/chiho/kagawa/061215/kgw061215003.htm
県内の20~30代の男女のうち、6割以上が「結婚は個人の自由だからしなくてもよい」と考えていることが、県が実施したアンケート調査で分かった。
子供を持つことについても、20代の6割以上が「必ずしも持つ必要はない」と回答。一方、出生率の低下の原因では、20、30代とも6割以上が経済的な負担を挙げた。
調査は7月に県内に住む20歳以上の男女3000人を対象に実施。1158人から回答が寄せられた。
結婚について、「個人の自由だからしなくてもよい」との問いに対して、全体の53.5%が「そう思わない」と回答。「そう思う」(41.7%)を上回った。
年代別にみると、「そう思う」とした回答が20代は66.3%、30代では67.9%に上り、「そう思わない」(20代=26.7%、30代=27.6%)を大きく上回った。
「結婚しても子供を持つ必要はない」の問いでは、20代の64.4%、30代の54.7%が肯定。これに対して、親の世代にもあたる60代は68.6%、70代では72.7%が否定的だった。
また、30代の約5割が「結婚しなくても子供を持つのは自由」との問いに肯定的だった。
出生率の低下の原因では、全体の約6割が「経済的な負担が大きい」と回答。年代別では20代と30代が64%と最も高かった。
子育てで行政に期待する施策では、20~30代では妊娠や出産に対する経済的な支援の拡充や、子育てができる雇用環境の整備を求める回答が多かった。