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◆【日本を探す】鏡(4)卑弥呼から現代、映る信仰心 (産経 06/11/30)



 日本で一番有名な鏡といえば、三種の神器のひとつ「八咫鏡(やたのかがみ)」だろう。八咫は、サッカー日本代表のシンボルマーク、ヤタガラスのヤタと同じで、「大きい」というほどの意味。

 記紀神話によれば、スサノオの暴力に怒ったアマテラスが天岩戸に隠れてしまい、世の中が真っ暗になった。そこで知恵の神が一計を案じ、八咫鏡を作らせ、天岩戸の前で神懸かりとなったアメノウズメが踊った。

 その踊りを見て八百万(やおよろず)の神が笑うのを、いぶかしく思ったアマテラスが天の岩戸を少し開けたところへ「あなたさまより貴い神が現れました」と鏡を差し出す。

 鏡に映った自分の姿を貴い神と思ったアマテラスが天岩戸を開け、無事にアマテラスを外に出すことに成功したという。

 民俗学者で岡山県宇佐八幡神社宮司でもある神崎宣武さんは「ここから鏡は神の依代(よりしろ)と考えられるようになりました」と語る。

 神道において、鏡は太陽神アマテラスのシンボルである。つまり、ご神体としての鏡には、「真実を映す」というような機能は求められていない。太陽を反射させて光るもの、すなわち太陽に見立てられることに意味があるのだという。

 さらに、鏡に見立てられるものであれば、必ずしも鏡でなくとも信仰の対象たりえた。それが鏡石であり鏡岩であるという。

 「正月などに飾られる鏡餅は、まさに鏡の見立てです。神が鏡餅に降臨することで与えられたエネルギーを家族や共同体のメンバーが分け合って食べる。鏡開きというのは、生命の再生の儀式なんです」と神崎さんは話す。
by sakura4987 | 2007-02-02 17:29

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