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◆【社説】北の濃縮ウラン問題、見過ごすことはできない (朝鮮日報 07/2/22)



http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/02/22/20070222000017.html

 国家情報院長は一昨日の国会で「北朝鮮はウラン濃縮を行っているか」という質問に「そうした事実があると聞いている」と答えた。国家情報院長がこうした発言を行ったのは初めてのことだが、北朝鮮がプルトニウムだけでなく高濃縮ウランも保有しているという話自体は決して目新しいものではない。

 2004 年に核技術の流出容疑で逮捕された「パキスタンの核開発の父」カーン博士は、1991年から北朝鮮に関連装備や設計図、技術を譲り渡して北朝鮮の科学者たちを教育したと述べている。

 パキスタンのムシャラフ大統領も自伝の中で、カーン博士が「P-1」だけでなく、新型の「P-2」を含む約20台のウラン濃縮用遠心分離機を北朝鮮に渡したと書いている。

 一方パキスタンはその見返りとして北朝鮮からミサイル技術を手に入れた。米国は2002年に、こうした取引があったことを示す証拠をつかんだ。

 そして米国務省のケリー次官補が北朝鮮を訪問して追求し、北朝鮮もこれを認めたことで、いわゆる第2次核危機が持ち上がった。

 これまで韓国政府の関係者らは北朝鮮が高濃縮ウランを保有しているかどうかについては、紙幣偽造問題と同じく、証拠がないという話ですませてきた。

 高濃縮ウランはプルトニウムとは異なり、地下での生産が可能なため、米国の衛星でも確証を得ることは困難だ。

 しかし米国のクリントン元大統領も自伝の中で「北朝鮮が1998年に核弾頭2基分程度の高濃縮ウランを生産し、ジュネーブ協定に違反していたことを(自分の)退陣後に知った」と書いている。

 北朝鮮は原料を調達するための天然ウランの鉱山を有しており、さらに多くの高濃縮ウランを生産した可能性もある。しかし北朝鮮は先日北京で開かれた6カ国協議で高濃縮ウランは所有していないと主張した。

 核開発問題の解決を図る上で、高濃縮ウランの問題を避けて通ることはできない。現在韓国を訪問しているペリー元国防長官は「高濃縮ウランが北朝鮮との核交渉を決裂させる要因ともなり得る」との見方を示し、「北朝鮮が時間稼ぎをしながら、米国をもてあそぶ可能性がある」と語った。

 それにもかかわらず韓国政府では一昨日、統一部が核問題とコメ・肥料の支援問題は別問題という趣旨の発表を行った。交渉が頓挫し、北朝鮮に核を放棄させることができない場合も、対朝鮮への支援を継続するという話だ。

 またこの発表の中でも南北首脳会談は行うべきだとした。韓国政府はただ単に、高濃縮ウラン問題が焦点となることを避けたいだけのようだ。

 これでは大韓民国はいったい誰のためにある国なのかという疑問を抱かざるを得ない。
by sakura4987 | 2007-03-04 07:03

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