◆「子ども条例」制定へ始動 県が意見聴取 (くまにち新聞 07/5/24)
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070524200002&cid=main
県が少子化対策の一環として年内の制定を目指している「子ども条例」について、有識者らの話を聞く外部意見聴取会の第一回会合が二十三日、県庁であった。
県は二〇〇五(平成十七)年に県次世代育成支援行動計画を策定。安心して子どもを生み育てる地域社会づくりに取り組んでおり、条例を制定してその機運を高めるのが狙い。
PTAや保育園、市民グループ、マスコミなどから選んだ委員八人から意見を聞いた。
委員からは「子どもの視点に立った条例にしなければ意味がない」「子どもが自分の夢を実現できる社会にするための条例にすべきだ」などの意見や提案があった。
県は二十六日に熊本日日新聞社で開く子ども会議で、県内の小中学生からも意見を聞いた上で、六月五日に第二回聴取会を開催。
六月から七月にかけて、県民から広く意見を聞くパブリックコメントを実施し、早ければ九月定例県議会への条例案提出を目指す。
子育て支援や少子化対策などを盛り込んだいわゆる子ども条例は、北海道や大阪、岐阜など九道府県で制定されている。