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◆沖縄戦「集団自決」から62年 真実の攻防 23



 (世界日報 07/6/6)

新聞はどう報じたのか(下)

恐怖与えた尼港・通州事件/サイパンの「自決」称賛

 第一次大戦後、日本の委任統治領となり、沖縄県民をはじめとする多くの日本人が渡り、現地住民と共にサトウキビ栽培や製糖業に携わったサイパン島。昭和十九年六月十五日、米軍が同島に上陸し、激しい戦闘が繰り広げられた。

 この戦闘で日本軍の軍人・軍属約四万三千人が戦死、在留邦人約一万二千人が犠牲になった。うち六割は沖縄県民だった。投降を拒否した日本人が断崖(だんがい)から次々と身を投じた行為は、世界を震撼(しんかん)させた――。

 「朝日新聞」昭和十九年八月十九日付一面トップで、ストックホルムの渡邊特派員は次のようなリード文でこれを伝えている。


 <サイパン島守備のわが忠勇なる将兵が全員戦死をとげ、在留邦人と雖(いえど)も戦ひ得る者は敢然戦闘に参加し、概(おおむ)ね将兵と運命を共にしたことは七月十八日の大本営発表によつて世界に傳へられ、その忠勇熾烈(しれつ)な行為は全世界を感動せしめたが、非戦闘員たる婦女子も亦(また)生きて鬼畜の如き米軍に捕はれの恥辱を受くるよりは」(原文のママ)と潔く死を選んだ事が報ぜられ、民族を擧げた日本國民の敢闘精神、愛國心の強烈さに全世界を驚かしてゐる。

 これに関し近著の米週刊誌タイム八月七日号は「敵の性質」と題してサイパン島における日本軍の将士、在留邦人の自殺の状況を詳報し、その壮絶な最期はもはや西洋人にとり不可解なもの、神秘的なものとなし、サイパン島在留邦人の自殺は「日本全民族が降伏よりも寧(むし)ろ死ぬ」ことを意味するものとして怖(おそ)れてゐる>


 この文中の、「非戦闘員たる婦女子も亦生きて鬼畜の如き米軍に捕はれの恥辱を受くるよりは」と潔く死を選んだ事が報ぜられ、民族を擧げた日本國民の敢闘精神、愛國心の強烈さに全世界を驚かしてゐる、という文章が、一段と大きい活字になっているのが、当時の空気を表している。

 新聞は今になって、「日本軍は『軍官民共生共死』(兵士と役人と住民は生きる時も死ぬ時も一緒だ)という考え方を示した」と非難するが、当時「その忠勇熾烈な行為は全世界を感動せしめた」「潔く死を選んだ」と絶賛したのは、ほかならぬメディアではなかったのか。

 また、日本軍は、敵に捕まれば「女は暴行したあと殺され、男は戦車でひき殺される」と繰り返し恐ろしさを植え付け、「生きて虜囚の辱めを受けず」という戦陣訓が、県民を集団自決へと誤って導いたと沖縄の地元紙は強調する。

 だが、沖縄在住のジャーナリスト惠隆之介氏は、「沖縄の新聞報道が県民に、恐怖を植え付けたという側面は否定できない」と異論を唱える。

 その例として、惠氏は大正九(一九二〇)年、ロシアで起きた尼港(にこう)事件=ニコライエフスク港事件=を挙げる。

 これは、シベリア出兵で黒竜江河口のニコライエフスク(尼港)を占領していた旧日本軍が、同年三月十二日に抗日パルチザン(ロシア人武装勢力)によって包囲され、日本人居留民および将兵合わせて約七百人が殺害され、残りが捕虜とされた事件である。地元ニコライエフスクの市民も数千人が虐殺されたという。

 石垣島で発行されていた「先嶋新聞」は、大正十年三月二十五日付で「尼港 惨事一周年」と題して、次のように報じた。

 「露領尼港で吾同胞五千人がパルチザンの兇手(きょうしゅ)に屠(ほふむ)られてから満一周年が来た。守備隊長石川少佐が兇弾に斃(たふ)れたのは昨年三月十二日午後二時三十分であった。

 パルチザンは手斧(ておの)を揮(ふる)うて同胞の頭蓋骨(ずがいこつ)を柘榴(ざくろ)のように撲(う)ち砕いてはアムールの流(ながれ)に死体を蹴り込んだ。幽閉した家屋に放火して焼き殺したその惨行(さんこう)は五月二十四日の最期の残虐まで継続した」

 この事件は残虐極まりないものだった。女性はレイプされ、指、手、足がバラバラに切られた。その指にはめられた指輪が奪われ、頭部からは金歯が抜き取られた。


 さらに、一九三七年七月二十九日には北京の東約二十㌔の通州で事件が起きた。在留邦人約四百人のうち、幼児を含む二百二十三人が虐殺されたこの事件を、当時のマスコミは、「第二の尼港事件」として大々的に報じたのである。

 惠氏は、彼の祖母が生前「そのころの新聞は、こうした事件を伝えていたので、敵が攻めてきたらどんな目に遭うだろう、という恐怖心は誰も抱いていたよ」と語ったのをよく覚えている。

 敵の「鬼畜行為」を伝え、日本人の自決を高らかに称賛した新聞報道は、戦陣訓以上に、当時の人々を感化させたであろう。
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by sakura4987 | 2007-06-16 10:01

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