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◆アフガン拉致:韓国軍による人質救出作戦は可能か (朝鮮日報 07/8/1)



 http://www.chosunonline.com/article/20070801000019


 アフガニスタンの旧支配勢力タリバンが韓国人人質2人を殺害したのを受け、韓国国内では「人質救出などの軍事作戦が必要なのでは」という声が出始めている。しかし、韓国政府当局は「現時点では(救出作戦は)考えていない」と、慎重な姿勢を示している。



 大統領府の千皓宣(チョン・ホソン)報道官は7月31日の記者会見で、軍事作戦の可能性を問う質問に「現時点では話し合いにより解決するという政府の原則に変更はない」と答えた。政府消息筋はこれについて「一部の特殊部隊がいつでもアフガニスタン現地に出動できるよう、準備している。だが、まだ軍事作戦を行うべき時期ではないということ」と語った。



 軍関係者は「人質救出作戦は、人質の殺害が続き、これ以上交渉の余地がない場合の最悪のシナリオとしては可能性があるものの、現実的に言ってこれを実行するには多くの困難が伴う」と話している。まず、救出作戦を成功させるには、事前に正確な情報や徹底的な準備、作戦実行直前までの秘密保持が不可欠だが、それは容易でなく、うかつには手が出せないということだ。



 韓国軍が救出作戦を行うには、米軍をはじめ同盟軍やアフガニスタン軍の助けが必要だ。同盟軍は数百キロメートル上空から大きさ15センチの物体を判別できるKHZ-12偵察衛星、高高度戦略無人偵察機のグローバルホーク、中距離無人偵察機のプレデターなどを動員、人質が拉致されていると思われる地域付近を24時間監視していると言われる。また、地上・空中通信傍受装備により、タリバンの交信も詳細に追跡している。だが、軍消息筋は「人質救出を果たすには、人質が拘束されている洞窟や家の内部構造、監視状態を詳しくし知る必要があるが、同盟軍もそこまでは把握できていないようだ」と話している。



 その上、タリバンは人質たちを5-6カ所以上の地域に分けて拘束、随時移動しており、情報収集は困難なのが実情だ。



 人質が拉致されたガズニ州カラバグ地区は険しい山岳地帯に位置することから、迅速な作戦実行が難しいのも問題だ。また、現地情報の入手は全面的に同盟軍に頼らなければならず、夜間潜入時に使われる特殊作戦ヘリMHZ-60・MHZ-47といった輸送手段もすべて米軍頼みだ。



 米軍やアフガニスタン軍に救出作戦を依頼する方法もあるが、万一作戦の実行過程で人質に1人でも犠牲者が出たら両国軍が責任を負うのか、韓国の求め通りに作戦を遂行するかどうかは未知数だ。
by sakura4987 | 2007-08-14 12:37

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