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◆【清水満のSPORTSマインド】有森流 感動こそ原点



 (産経 07/8/23)


 先日、久しぶりに有森裕子さんに会った。取材やイベントなどで何度かお世話になったが、目の輝きは、現役時代と全然変わらない。「全国を飛び回っているわ。しおれている暇はないの…」。40歳、日焼けした顔が、行動力を裏付けていた。


 その日、『これまで学んだこと これからやるべきこと』と題した講演を聞いた。教育事業を展開する「ヒーローズエデュテイメント」が運営する「心拓塾」(東京都千代田区、葭範夫代表)にお邪魔した。ジャズの渡辺貞夫さんやロッテのバレンタイン監督ら著名人の講義や実践授業を通して、子供の社会性、創造性を養う教科書にはない授業である。知人に連れられて拝聴したが、有森さんの言葉はやさしく、温かかった。


 「実は小さいころ、股(こ)関節不全で運動が苦手だったんです。でも何か運動がしたかった。そこで、“お前しかないものをやれ”って、当時の中学時代の先生に言われ、ほかの人がやらない八百メートル走に挑戦して3年連続1位。“3枚の小さな賞状”は私の支えになってくれました」


 岡山・就実高で駅伝をするも万年補欠だった。「“お前はいらんのじゃ”と言った先生が、“あきらめるな、辛抱ぞ”とも励ましてくれて」。日体大への推薦状も、「記録はないけど、頑張れる気持ちは誰よりもある、っていう変な推薦文だったんですよ」。


 聞く人が戸惑う。“世界の有森”なのに、である。1992年バルセロナ五輪女子マラソンで銀メダル、96年アトランタでも銅に輝いた。「一生懸命は必ず勝つ、希望を持って頑張ることの尊さを伝承していきたいんです」。誰も決して、最初からエリートではなかった。


 そういえば、あのエジソンは「天才とは、99%の努力と1%のひらめき…」との言葉を残している。しかし、『努力』って、何かしんどそうな言葉であるが…。「できることからやって、楽しめばいいのよ。そこから大事なことを学べる」。これが有森流である。


 25日から、選び抜かれたエリートによる世界陸上が大阪で開催される。誰が勝っても「スポーツの原点って感動を与え、見る者に夢を与えることだから…。勝ち負けはおまけよ」。“有森の流儀”で見るのも、またいいかもしれない。
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by sakura4987 | 2007-08-25 15:23

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