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◆漢級原子力潜水艦領海侵犯事件



日本は、潜水艦を完璧にマークすることには成功したものの、海上警備行動の発令のタイミングが遅れ、潜航したまま30分も領海侵犯されながら、必要な対処が出来なかったことが問題になった。今回の領海侵犯は、事前に海上保安庁の力では対応できない潜没航行した潜水艦であることが分かっていたにもかかわらず、国土交通省と防衛庁との間の調整と政治決断に時間がかかり過ぎたのである。今回の件を受け、潜水艦のように明らかに海上保安庁では対応できないような不審船事案に関しては、最初から海上自衛隊が対処すると運用が改められた。

また、当初より漢級原子力潜水艦とわかっていても音紋特定に時間がかかり、正式に抗議したのは数日後になった事から、情報確定の困難さ、有事体制発動遅延の可能性が浮き彫りになった。

この事件は、先島諸島の住民に、中国の脅威を身近に感じさせ、国防の意識が高まるきっかけにもなった。この事件に関して、稲嶺惠一沖縄県知事を始め、沖縄県内の首長は全て、中国政府への抗議声明を一切出さずに沈黙した。それに下地島空港の地元である旧伊良部町(現宮古島市)の一部の住民は憤慨し、強い危機感を感じた。翌2005年(平成17年)3月16日、町議会において、下地島空港への自衛隊誘致の請願が可決し、沖縄県全体に一石を投じた[1]。結局、この請願は反対意見の噴出により白紙撤回されたが、沖縄本島と先島諸島との間の、中国の脅威に対する温度差が現れた格好になった。
by sakura4987 | 2007-08-25 15:27

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