◆渡海文科相「県民大会 見極め対応」教科書検定問題 (沖縄タイムス 07/9/27)
決議注視の構え―渡海紀三朗文部科学相は二十六日、就任後初の閣議後会見で、二十九日に宜野湾海浜公園で開かれる「教科書検定意見撤回を求める県民大会」について、「どういう大会になるのか、どういう意見が出るのかを見極めて、対応させていただきたい」と述べ、大会の規模や決議の内容を注視し、対応を検討する考えを明らかにした。
渡海文科相は、沖縄戦「集団自決(強制集団死)」への日本軍の強制を文部科学省が削除した高校歴史教科書の検定に対し、県内で強い反発が起こっていることについて「地元の皆さんが集会することは昨日聞いた。われわれ(山崎派)の中には沖縄の議員もいる。沖縄の人にとって実はそうなんだろうなというのが率直な印象だ」と述べ、県民感情に理解を示した。
その上で「先の大戦で沖縄の方々が大変大きな犠牲を払われた。そういった方々の犠牲の上に現在があることを重く受け止めなければならない。これは大臣であろうが政治家であろうが関係なしに、日本国民はそういう思いを持たなければならないと常日ごろから強く思っている」と語った。
■渡海紀三朗 文部科学大臣
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